現在、放送中のドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』で、真木よう子扮する浅村が担任を務めるクラスの生徒・佐々木悠馬を演じるなど、話題のドラマに出演し、注目を集める宮世琉弥(みやせ・りゅうび)。
そんな彼がスタイルブック「RB17 -りゅうびセブンティーン-」を発売。17歳の宮世の“トリセツ”のような一冊で、春夏秋冬をテーマにさまざまなシチュエーションで撮影されたグラビア、自身が立案からかかわった企画(自宅でのルーティーン紹介、ファッションについてのトーク、理想のデートプラン公開など)が満載。今の宮世が凝縮された1冊となっている。
フジテレビュー!!には、昨年「眼福♡男子」企画などにも登場。今回は、スタイルブック同様に“自己紹介”をテーマに取材。17歳の今、感じていることを聞くとともに、セルフィーで“自分らしい”写真撮影、また動画での「1分自己PR」にも挑戦してもらった。
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――今回の記事の写真撮影では、一部、ご自身でシャッターを押してもらいましたが、いかがでしたか?
すごく楽しかったです。自分の撮りたい瞬間に、自分でシャッターを押せるのがいいです。ジャンプをしている瞬間に撮って、宙に浮いているようにするとか。これまでやったことがなかったんですけど、セルフシャッターの機材はそんなに高くない、とカメラマンさんに聞いたので、今後、自分でもやってみたいです。
宮世琉弥がセルフィー初挑戦!
仕事でもプライベートでも同じような感じで、裏表がないと言われます
――スタイルブック「RB17 -りゅうびセブンティーン-」は、“自己紹介本のような一冊”ということで、いくつか“自己紹介的”なことを聞かせてください。まずは名前ですが、“宮世”はファンの方から募集して、“地元の宮城から世界へ”という思いを込めて付けられましたが、“琉弥”にはどんな由来がありますか?
「三国志」に出てくる劉備玄徳(りゅうびげんとく)からとっています。劉備のように人徳がある人になれるように、という意味で付けられました。ただ漢字は違っていて琉球の“琉”に弥生時代の“弥”と書いて“りゅうび”と読ませています。この漢字でこの読み方をさせるのも珍しいので、まず名前から気になってもらえることも多くて、この名前で良かったな、と思っています。
――どんな子どもでしたか?
友だちと一緒に外で遊ぶのが大好きでした。無邪気で、よく周りから「うるさい」って叱られていました。今とあんまり変わってないかな(笑)。僕、仕事でもプライベートでも同じような感じで、裏表がないと言われます。
――スタイルブックのプロフィール欄にも、長所にも短所にも「裏表がない」とありました。
本当にそうなので。自由に生きています(笑)。このままの僕でお仕事もさせてもらっています。仕事モードに切り替える、みたいなのもないですね。
――芸能の仕事を始めたのはいつからですか?
小学5年生のときです。最初は何となく(スカウトされた)流れでやっていた感じもあったんですけど、6年生になって、仕事で東京に行くことが多くなったころから、本気でこの仕事をやってみたい、と思うようになりました。
オーディションとかを受けに行くと、同世代の方たちも多くて、そういうところで刺激をもらう中で、僕も頑張ろう、という気持ちが芽生えました。
――その中でも“俳優”という仕事をやりたいと思ったのはいつからですか?
ずっと夢見ていたような気がします。もともと、ももクロ(ももいろクローバーZ)の(百田)夏菜子さんのファンで、夏菜子さんはアイドルをやりながら、朝ドラ(『べっぴんさん』NHK)にも出ていて、いろんなことができるんだなって、憧れていました。
――仕事を始めた小学生のころは、17歳はどんなイメージでしたか?
大人だな、と思っていました。年上のいとこがいるんですけど、ちょうどそのころ高校生とかで。それを間近で見ていると、すごく大人に見えていました。早く僕も大人になりたいな、と。
――今、実際に17歳になって感じることは?
花のセブンティーンだなって(笑)。18歳になると選挙権とか、また一つ大人になる感じがしますけど。だから早く一つ歳をとりたいとも思うし、逆に18歳までにやり残したことを全部やりたい、というのもあります。
――イメージしていた17歳の自分と今の自分ではどうですか?
(今の自分はイメージを)追い越しています。だって、まさか自分が連ドラに出ているなんて思ってもいなかったし、想像をはるかに超えています。本当にありがたいことです。
でもこれは僕一人ではできなかったことなので、周りのスタッフさんを始め、助けてくれた方々にはすごく感謝しています。皆さんの期待に応えることをしてきたら、少しずつオーディションの結果に結びついてきたというか。僕一人ではなく、皆さんと一緒にやってきたという気持ちが強いですね。
――二十歳までにやっておきたいことはありますか?
新人賞を獲りたいですね。そのためにも今はいろんな役を演じて、いろんな役者さんと出会い、たくさんの経験を積まないとたどり着けないと思っています。やってみないとわからないことってたくさんあるので、今はそれを目標に頑張っています。
僕が声を出さなければ、誰も声を出さないという時間がある
――プライベートでやっておきたいことは?
趣味を増やしたいです。趣味が増えると、役につながることもあるだろうし。今はカメラをやっているんですけど、服が好きなので、服作りもしてみたいです。自分でプロデュースもしてみたいので、実際に自分で縫って作るということもやってみたくて。とはいっても、結構難しいと思うので、そこは時間を作ってコツコツ勉強していきたいと思っています。
――スタイルブックの中には、将来の夢に“国民的俳優”と書いていましたね。
いつか誰に聞いても「ああ、あの人ね」ってわかってもらえるような俳優になりたいです。そのためにも今は全力で突っ走らないといけないと思っています。
――それと、特技が「白けさせること」とあるのも気になりました。
僕が声を出さなければ、誰も声を出さないという時間があります。何でなんですかね?自分では面白い!と思って言うんですけど、白けるんですよ。今のところ理由は解明できていないし、たぶん一生できないと思います(笑)。
『言の葉』のインタビューのときも言いましたけど、あの現場でも何回も白けさせましたからね。普通なら一人くらい笑ってくれると思うんですけど、スタッフさんも含めて誰も笑ってくれないんです。ここまでいくと、誰もできないから特技だと思っています(笑)。
――あと、好きな本・雑誌に「画家の言葉46(心に響く 印象派画家の言葉46)」とあったのですが、美術に興味があるのですか?
もともと絵を描くのも、見るのも好きなんですけど、この本自体はゴーギャンとかゴッホとか、有名な画家の方々の名言や、それに対する考え方とかが書いてあるんです。僕が今の仕事をする上で、考え方の幅を広げてくれる言葉でもあるし、考えさせられる言葉も多くて、なんかいろんな人に会って話を聞いているような感覚で読めるのですごく好きです。
僕はファッションも好きなんですけど、絵とつながるところもあるというか。絵を見ていて、この色の組み合わせは服でやってみてもいいな、とか。そうやって好きなものってつながっていたりもするんですよね。
眠れないときは、オルゴールの音楽をかける。これは効果があります
――宮世さんの今の小さな悩みを教えてください。
花粉症です。これは僕以外にも抱えている方が多い悩みだとは思いますけど、鼻水が止まらないです。サングラスをかけて目を守っています(笑)。
あとはときどき眠たいのに眠れない夜があって。この悩みも多いとは思うんですけど、僕の場合は、そんなときは寝ないのが正解だと思っています。
翌日のことを考えてとにかく目をつぶって横になって体だけでも休ませるときもありますけど、起きて動いていると、急に眠気が襲ってくるので、それまでは無理に寝ようとしないです。
ただゲームはダメです。目がさえちゃうので。あとよくやるのは、オルゴールの音楽をかける。これは結構効果あります。悩んでる方はやってみてください。
――宮世琉弥を好きになると、こんないいことあるよ、ということは?
ふり幅の広い役者になりたいと思っているので、僕を好きになってもらえたら、いろんな作品を楽しめると思います。そこは皆さんにお約束したいですし、絶対にそうなれるように頑張ります。
――改めて、「RB17 -りゅうびセブンティーン-」の見どころを教えてください。
17歳の今でしか表現できないスタイルブックになっていると思います。この本は僕の“トリセツ”なので、読んでもらえたら、僕のいろんなことがわかってもらえます。役としての僕を知っていても、宮世琉弥がどんな人かは知らない人も多いと思うので、ぜひたくさんの方にチェックしてもらえたらうれしいです。