俳優の桜田通がカレンダー「『MR. SAKURADA』CALENDAR 2021.4 – 2022.3」を発売。

昨年設立されたオフィシャルファンクラブ内で募集したアイデアやリクエストを参考にしながらテーマを決定し、現在29歳の桜田が“こんな30代を過ごしたい”という理想を込めた内容になっている。

フジテレビュー!!では、桜田にインタビューを実施。本作の見どころや、30代を目前に控えた今、思うことなどを語ってもらった。

<桜田通 インタビュー>

――本作でのお気に入りのシチュエーションは?

11月のカットです。洋服のテイストが私服の感じに近くて好みなのと、夜に撮影をしたのですが、僕は明るいときよりも暗いときの方が好きなので。あとは場所が青山、外苑前周辺で、その辺の街が好きというのもあります。

普段、僕は首にストールを巻くとか、ここまでカッコよくはしていないですけど(笑)、こんなふうにずっといられたらな、という希望もあって、お気に入りです。

――自分が大人になった、と感じるときは?

ポケモンカードを大人買いしたとき(笑)。1パック150円とかで、子どものころはそれを普段は1、2パックで、誕生日のときでも10パックとかしか買えなかったのに、今やボックス買いです。

他にも昔は買えなかったいい洋服を買ったときや、仲間たちと車を使って出かけるときなどに、「これは10代のころにはなかったことだな」と思って、「大人になったのかな?」と思います。

――精神的に大人になった、と感じるときは?

言おうとして、少し嫌だな、とも思ってしまいましたが、悔しくて泣くことがなくなりました。例えば、作品の衣装合わせのときに、自分の思いが監督さんやプロデューサーさんにうまく伝わらなくて、泣きながら帰るとか。「くそっ、なんでわかってくれないんだよ!」って。ただそれがなくなったことが、いいことなのか、悪いことなのかわからないですけど。

――大人になって自分の思いを上手く相手に伝えられるようになったからでは?

そういうことであればいいですけど、自分が何かを諦めてしまっていたら嫌ですよね。悔し泣きもそうですが、10代、20代前半と比べると、感情の起伏は抑えられるようになっている気がします。

今でも瞬間的にイラっとしたり、つらいと感じることはありますけど、必要以上に考えすぎて、夜中まで眠れなくなる、みたいなことはなくなりました。昔は食事をする気になれないとか、友達に会う気分になれないとか、それこそ仕事にも行きたくない、とかもありましたけど、今はそういうことはなくなりました。

昔のコントロールできなかったころの自分も嫌いではないですけど、今は少しコントロールできるようになりましたね。

――周りの30代の先輩や仲間を見ていて、こういう30代を送りたいと思うことは?

僕がいいなと思っている30歳を超えている方たちは、大人なんですけど、魂が若いんです。(現在31歳の)佐藤健くんとは僕が10代のときから仲良くさせてもらっていますが、30歳を超えても謎解きや、ポケモンカードなどの趣味に没頭しているし。

僕が以前出した写真集(「The 27 Club」)で対談もさせてもらった佐藤健くん、UVERworldのTAKUYA∞くん、OCEAN TOKYO代表の髙木(琢也)さん、今回のカレンダーのディレクションもしてくれたファッションディレクターの森口(德昭)さんには共通点があって。4人とも「大人だからこうだよね」とか、「大人だから我慢しなくちゃね」ということではなくて、自分の好きなことや趣味を結果的に仕事にしているんです。それって見ていてすごくキラキラしていて、少年のような純粋さが失われていなくて、魅力的なんです。

僕も30代になったら、大人だから落ち着くとか、常識の中で生きるということではなく、例えば好きなものが普通は10代の人たちがやるようなことであっても、自分が好きであればやり続けるような大人になっていきたいな、と。その4人を見ていると思いますね。

<桜田通のインタビューの模様はこちら>