3月24日(水)22時より、フジテレビでは『世界フィギュアスケート選手権2021』が放送される。
3月17日(水)放送の『Live News α』では、男子フィギュア・鍵山優真選手の独占インタビューが紹介された。
鍵山選手は、いま何を思い「世界フィギュアスケート選手権」(以下、「世界選手権」)の舞台に立つのか。
<鍵山優真 駆け上がってきた2年間>
今からさかのぼること2年前、2019年の「世界選手権」。憧れのまなざしでリンクを見つめる、当時中学3年生の鍵山優真選手の姿があった。
目の前で繰り広げられた、羽生結弦選手とネイサン・チェン選手の頂上決戦。
「マジでやばい。すごすぎる」と、異次元の戦いに刺激を受けた鍵山選手は、次の2019₋20シーズン、一気に飛躍する。
幼いころから定評のあった表現力に加え、高校1年生で4回転トゥループを習得。「全日本ジュニア選手権」で優勝を果たすと、「全日本選手権」でも初の表彰台(3位)。さらに、国際大会でもメダルを量産する目覚ましい活躍を見せた。
鍵山選手は「いろんな試合に出て、いろんな経験をしたので、すごく濃かった1年。自分にとって自信になった」と語る。
大きな自信を手に入れ、迎えた2020-21シーズン。鍵山選手は、戦いの舞台をシニアへと移した。
新たな武器となったのは、4回転サルコウ。2種類となった4回転ジャンプで進化を続ける。
「強敵はたくさんいるので、その中で勝っていかないと、世界のトップでは争えないと思うので。『全日本(選手権)』は、優勝する気持ちで」。
そして、シニアとして初めて挑んだ、2020年の「全日本選手権」。ショートプログラム2位で、勝負のフリーを迎える。
「体がガクガクしてきて。自分の中で『落ち着け、落ち着け』とずっと言ってたんですけど…」と、このときのことを振り返る鍵山選手。
それでも、かつてないプレッシャーの中、羽生結弦選手、宇野昌磨選手と堂々と戦い抜き、2年連続の3位。「世界選手権」代表に初選出され、世界のトップスケーターを追随する位置まで駆け上がってきた。
目の前の演技に圧倒された2年前。そこから時を経て積み上げた、確かな技術と経験。
鍵山選手について、羽生選手は「負けん気の強さ、向上心、勢い。そこが今の一番の武器」、ネイサン・チェン選手は「彼は現代、次世代を担う選手。次世代の新星ですね」と評価する。
17歳で迎える世界デビュー――。今度は、同じリンクで王者たちに真っ向勝負を挑む。
フジテレビでは、『世界フィギュアスケート選手権2021』として、テレビ放送とインターネット配信を融合させた“マルチメディア中継”にて、生放送・ライブ配信することが決定。定額制動画配信サービス「FODプレミアム」では、全種目・全演技をノーカットライブ配信する。
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