「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。
3月18日(木)の放送は、コント「令和のブサイクな恋」で、大声でツッコみまくる新キャラが登場!「超BUSAIKU!?ランキング」では、キスマイメンバーの人生観が垣間見えた。
「なんじゃそれ!」キレ味抜群の、おいでやすニカ
レストランでデート中のマイコ(平祐奈)。そのお相手は、黒縁メガネにスーツ姿、芸人・おいでやす小田そっくりの、おいでやすニカ(二階堂高嗣)。店員(宮田俊哉)が、注文されたビーフストロガノフを「ビーフストロンガ」と言い間違えてしまうと、おいでやすニカは「なんじゃそれ、ストロンガって!」と大声で激しいツッコミを入れる。
ニカは、店員の間でも「何でもツッコんでくれるお客さん」と話題になっていた。他の店員(藤ヶ谷太輔)がメロンパンを運ぶと、ニカは「頼んでない!何でメロンパンやねん、カップルでメロンパン食べるか!」とまくし立てる。店員(藤ヶ谷)は、期待通りのツッコミに思わずニヤリ。
これに味をしめた店員の2人。わざとテキーラの瓶を持っていくと「飲むか!せめてショットグラスにせえ!」、ぬいぐるみを手に「名前つけて」と頼むと「つけるか!何でこのぬいぐるみの名付け親にならなアカンねん!」、さらにテレビのリモコンを向けると「変わるか!何も変わらんぞ!」と、威勢よく斬りまくる。
最後は、店員(藤ヶ谷)がマイコに「付き合ってください」と告白。マイコが快諾すると、ニカは「何で告白してんねん!付き合っちゃったよ!」と両手を上げて全身でツッコむが、店員(藤ヶ谷)とマイコは店を出ていってしまう。取り残されたニカに、店員(宮田)が悲しげな眼差しでリモコンを向けると「チャンネルはそのままで!言うてる場合か!何ニヤニヤしてんねん!」と、最後まで切れ味抜群だった。
二階堂渾身のコントに、スタジオ中が「面白い!」と大爆笑。ゲストの大久保佳代子も「素晴らしい。中堅のジャニーズが全力でやってるのが。若手にない、中堅だからこそできる全力さが胸にグッときますね」と太鼓判を押した。
SNSでも「いや癖強いな笑笑」「おもろww てか、ニカちゃん似てるー」「ニカちゃん!眠気ぶっとんだよ笑」「力振り切ったニカちゃん…!!!」「宮田店員と藤ヶ谷店員も面白かった」と大いに盛り上がった。
藤ヶ谷は読書によって、27歳で「世界観が広がった」
キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」。今回は、抜き打ちテスト「生徒から『やりたいことが見つからない』と相談された時の対応」。来年高校を卒業するという女子生徒から、1対1で相談を受ける。
宮田は「僕も高校卒業するぐらいの時、自分が本当に何したいのか分からなかったし、何が出来るのかも全く分からなかった」と、やさしい笑みで共感。「不安だから、大学行っておこうと思って受験したんだよね」と、自身の体験を明かした。当時、友人の将来の夢を聞いて「すごく刺激を受けた」と語り、「(いろんな人の話を聞く)時間を作ることにも意味があるかな。選択肢が1つでも増えるような、未来に繋がっていけば」と、穏やかな語り口で答えた。
ゲストの平祐奈は「宮田さんならではの穏やかな空気感」と満点評価で、宮田は「ありがとうございます」とうれしそうに頭を下げた。一方、8点をつけた大久保は「大学生のお兄ちゃんとかだったらいいけど、もうちょっと先生っていう確固たるものがほしい。もう少し人生のハンドルを切らせてくれる?」と、背中を押す一言を求めた。
ゲストの西野未姫も、内容はとても良かったが「話し方が、もごもごしてたというか、もうちょっと明るさがほしかった」と、まずまずの採点。すると宮田は「確かに今思えば、自分の喋り方ヌルヌルしてんなって思いました」と自虐して笑わせた。
ネット上でも「宮っち説得力ある〜♡」「こういうときの宮田さんは信頼のかたまりでしかない」「宮田先生キュン♡」「こんな先生に出会いたかったー」と、頼れる“宮田先生”に惚れる声が集まった。
二階堂は「無理にやりたいこと見つける必要はないんじゃない?」とはっきり伝え「先生もすぐにやりたいことなんか見つからなかったし、時間をかけて見つけていった方が続くしさ。今は焦らないで大丈夫だと思うよ」と頼もしい。それでも、やりたいことがずっと見つからないのでは、と不安がる生徒に「絶対ないと思う。安心して」と、心強い言葉を贈る。しかし、そんなに言い切れるのかと生徒に問われると、二階堂は「絶対見つかる」を連発し、解決したとみなして帰ってしまう。
VTRを見た平は「終わる30秒くらい前までパーフェクトだった。アフターケアが残念」と、後半の対応を辛口ジャッジ。大久保も「かぶせてきてる。タチの悪いキャッチみたい」と、独特の例えで笑いを誘う。続けて「その子の立場に立ってない。自分本位。髪染めなさい」と金髪を咎(とが)めると、「染めたばっかです」と、力なく反発するしかなかった。
さらに、二階堂が「絶対」を連呼したことについて「質問がずっときてるんだもん」と言い訳すると、西野が「聞くだろ!普通」とキレよくツッコみ、スタジオが笑いに包まれた。
藤ヶ谷は「あくまで僕の場合ね。本を読むようになってから、すごく世界観が広がって。例えば、その本にピカソの絵の話が書いてあると『調べてみようかな』って、どんどん派生していった」と具体的な経験を披露し「それはね、27歳くらい。遅かった」と、惜しむような表情で自身を振り返った。
そして、もし本を読んで、自分も書いてみたいと思ったら執筆を学ぶ学校へ、映像に興味が出たら映像制作の学校へ進めばと、選択肢を提示。「毛嫌いせずにいろいろ見て、吸収してみることも大事かな」と分かりやすいアドバイスを送った。
この対応に、大久保は「今の私でもなるほどね、と思う」と絶賛するが「(生徒は)たぶん好きなんですよ、先生が。だから最後に、この本を読んでって一冊アドバイスしてくれたらイチコロ」という理由で、9点にとどめた。西野は「本、本うるさいな」と物申しながらも「謙虚さがある。押しつけがましくない」と満点評価。
玉森が「何回も救われた」学生時代の恩師を再現
千賀健永は「趣味とかは?ないの?ファッションでもいいし、ゲームでもいいし、何か好きなことを1個見つけてみるといいんじゃない?」とアドバイスするが、「それが見つからない」と返されてしまう。それでも「やってみないと分からないからさ、何事もチャレンジすることが大事」とプッシュ。
生徒からおすすめを聞かれると、千賀は真面目な顔で「YouTuber」と即答。「2〜3kgのカップラーメンを1日で食べてみたとか。カップラーメンが好きになるかもしれない。好きになったら、そこの会社に就職したいと思うかもしれないし、何かきっかけが掴めるんじゃない?」と具体例を挙げるも、生徒は腑に落ちない様子。つられて千賀も「うん…はい、そうね、しょ…そう」と、しどろもどろに。
この対応に、西野は「カップラーメンって誰でもやってる企画」と辛口コメント。千賀は「やりたいことを見つけるってとこにポイントを置いた」として、若い子も家で簡単にできるのがYouTubeだと持論を展開。しかし大久保は、親世代からの意見として、勉強せずにYouTuberにハマったら心配だと語る。すると千賀が「おばさんは…」と言いかけ、すかさず大久保がツッコむ一幕も。
しかし、ファンの間では「みんなの斜め上を行く考えの千賀さんがすき」「千ちゃんがYouTuberになりたいのでは?笑」「千賀先生のオススメは意外と良いポイントついてると思うんだわ」と好意的なコメントが寄せられた。
玉森裕太は「いいんじゃない?そんなすぐに探さなくても。ゆっくり焦らずやりたいことを見つければいいと思うよ」と、軽〜く返す。進路調査表の提出については「どうする?とりあえず『何もない』って書くのもありだと思うけど」と、大胆な提案。
「ダメかな?」と目をパチクリさせるが、戸惑う生徒に「どういう事ですか?」と聞かれると、思わず笑い出してしまう。「適当に書けば?そこから探せばいいじゃん」と助言し、やりたいことが見つかるかは「あなた次第」と、もはや生徒に委ねる形に。
大久保は「何でもいいからヒントがほしいのに、能天気な顔して。人の気持ちに寄り添うって感覚はもってらっしゃる?」と問い詰めるが、玉森は「ちょっと分かんないっすね」とサラリと答え、大久保もキスマイメンバーも苦笑い。平は「言ってる言葉はわかる」としながらも「何でこの人先生になったんだろう」と疑問を抱いたという。
すると玉森は「こういう先生がいたんですよ」と、実体験だと説明。「すっごい適当な先生。でも俺、その人に救われたなってことが何回もあった。(自分も)すげえ考えてたんですよ、進路だったり。その時に『適当に考えればいいじゃん』って言われて『あ、そっか』って腑に落ちた」のだそう。続けて「響く人はすごい少ないんだろうけど。こういう人もいますよってお話」とクールに締めた。
SNSでは「THE・玉森って回答笑」「タマさんww可愛い顔してもダメだよww」「適当な方が重くならなくていいと思うけどなぁ〜(*´`)」「玉ちゃんのエピソード素敵」と、素直な玉森を受け止める声が多く集まった。
次回3月25日(木)は、コント「令和のブサイクな恋」で、玉森扮する新キャラが登場!抜き打ちテストは「職場を離れる後輩から『いい言葉ください』と言われた時」が放送される。