3月31日(水)、堂本光一が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」が千穐楽を迎え、公演後に堂本がメディアの取材に応じた。

堂本はまず、無事に千穐楽を迎えることができた要因を「油断ができない毎日で不安もありましたが、スタッフの皆さんも万全を期して毎日幕を開けてくださっていました。そして何より、お客様が意識を持って観劇してくださった」とコメント。

続けて「規制退場にも協力いただいて。(会話も控えるよう協力要請されていたため)始まる前のシンとした感じは異様ですよね。僕、(幕が上がる前の)ざわついている雰囲気って好きなんですけど、でもその協力や一つ一つのことが実って千穐楽を迎えることができました」と、感慨深そうに語った。

「Endless SHOCK-Eternal-」は、これまで上演してきた「Endless SHOCK」の3年後を描いた物語。コロナ禍の中でも上演を続けるために生まれた作品が千穐楽を迎え、堂本は「この状況がなかったら3年後のストーリーなんて作ろうと思わなかった。自分で言うのは恥ずかしいですけど、いい作品になったと思って」と、誇らしげ。「自分をほめようと思います!」と笑顔を見せた。

カーテンコールでは、「本編をやる体力が自分にあるか…」とこぼしていた堂本だが、「来年の4月、5月に『SHOCK』をやらせていただくことになっています」と、実は来年の公演がすでに決まっていることを明かす。

これまで2月、3月公演の定番だった「SHOCK」の上演時期の変更は、堂本たっての希望だったそう。「冬はインフルエンザも流行る。シングルキャストでは、誰かが欠けてしまったときが大変なので、以前から時期の変更をお話させていただいていたんです。やっとこさ実現しました」と、キャスト、スタッフが万全に公演に臨めるようにと考えた末の決断だった。

来年の公演に期待が高まるところだが、まずは今年の公演を終え「明日の予定は?」という質問が。堂本は「なんの予定もない。ずっと家にいますね(笑)」と、笑った。

そして、3月31日と言えば、堂本の親友でもあるTOKIOの長瀬智也が所属事務所を退所する日。記者から「何かお話されましたか?」と聞かれ、「まだ返事は見ていないですが」と前置きをしたうえで、「公演前に『桜も散ってくる中、寂しいな』『世の中が落ち着いたらご飯行こうぜ』とメールはしました」と、話した。

続けて「彼(の行動)は、1本筋が通っているし、ファンの皆さんを無下にすることもないし、今後の彼に期待して、信用していていいと思います」と、長瀬のファンに寄り添ったコメントを。

「(長瀬は)僕が持っていない部分を持っているんですよね。『こいつについていっておけば』と安心できる。今日という日だから『寂しい』とメールはしましたが、これからの彼が楽しみですね」と、笑顔で語った。

また、「どんな言葉を送りたい?」と聞かれると、堂本は「『今までありがとう』とかじゃなくて、『これからもよろしく』です」と回答。「SMAPさんも永遠の先輩ですし、少年隊さんも」と、これまで退所していった先輩にも思いをはせ、“関係は変わらない”ということを改めて言及。

さらに、先日V6が今年11月に解散することを発表。TOKIO、V6、KinKi Kidsの3グループで結成されたチャリティユニット「J-FRIENDS」への思いが強い堂本は、「J-FRIENDSで集まりたかったですね…」と、寂しそうな表情を見せる場面もあった。