4月23日(金)、映画「るろうに剣心 最終章 The Final」の初日舞台挨拶が行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。
映画「るろうに剣心」は、和月伸宏作の人気コミックを原作に実写化され、シリーズ3作の累計興行収入が125億円以上を突破した人気作。幕末から明治にかけての動乱の時代を舞台に、“人斬り抜刀斎”として恐れられた主人公・緋村剣心の活躍を、迫力のアクションシーンを交えて描いている。
この日のトークでは、さまざまなエピソードも。「撮影で妥協せず、こだわった部分は?」と聞かれた新田は、自身が演じた縁役の衣装について言及。
新田:縁の衣装は、いろいろと色が変わっているんですよ。これは監督とも話したんですけど、最後の殺陣でこの色が着たい!なぜなら、この色は…ホニャララだから!
佐藤:え、クイズ!?俺、それ知らないからワクワクする!白っぽい色でしたよね…。
新田:それがなぜなのか。
佐藤:めっちゃ面白いじゃん。えー…(少し考えて)…正解を!
新田:白は、「The Beginning」で巴(有村架純)が着ている色なんですよね。縁は最後の殺陣のシーンのために生きてきたようなものなので、そこで白を着ているっていう。
佐藤:いい話じゃん!
新田からの突然のクイズに、ワクワクとした表情を見せ、衣装の細かな部分に隠されたエピソードをうれしそうに聞いてた佐藤。そんな佐藤と撮影をともにしてきたキャスト陣による、「自分しか知らない佐藤健の一面」という話題も。
青木:各地で焼肉を食べに行っていたんですけど、ハラミのたれを頼んだ時に、偶然その店では切らしていて。その時の顔!もう、ガクッと(笑)。
(一同爆笑)
青木:撮影ではいい面構えしていたのに、顔の神経が全部ブチ切れたんじゃないかっていう、だら~っとしてましたよ(笑)。「ハラミのない焼肉屋さんって…」って(笑)。
佐藤:それ、1作目のときですよね。今、そのことすっかり忘れてましたけど、エピソードを聞いてるだけでも腹立ったもん(笑)。
蒼井:私も1作目のときだったか、ちょうど私の誕生日があって、キャストで撮影終わりにご飯に行くかとなって。佐藤さんが予約をとってくれていたんです。その電話を横で聞いていたんですけど、なんか「個室ありますか?」とか話しながら、会話がうまくかみ合ってない感じで。
それから住所を言って、タクシーでその場所に行ったんですけど…調べてくれていたサイトに載っている住所と電話番号が間違えていたようで、寺に着いたっていう(笑)。
青木:あった、あった!
佐藤:あったっけ?申し訳ないな、誕生日に(笑)。
蒼井:一生懸命、予約してくれていたのが祈祷のお願いだったみたいで(笑)。
佐藤:あー!思い出した!寺に着きました!でも、せっかくだから寺に行って(お参りをするふり)ね。
蒼井:こんなに完ぺきに見えて、ちょっと抜けてるっていう。
佐藤:いや、申し訳ない。慣れない京都のロケ中だったのでご迷惑をおかけしました(笑)。
蒼井:ありがとうございました!
と、撮影以外の食事の場面でのエピソードが飛び出し、まさかの話に会場は大いに盛り上がりを見せた。そして、新田は…。
新田:(自分と佐藤は)そんなに年変わらないんですけど、最後の殺陣のシーンで「まっけん、俺はもうおじいちゃんだからダメだぁ…」と言ってました(笑)。
佐藤:1作目が今のまっけんの年だから…それから私、10年たってるから。そんなに年変わらなくないな(笑)。だから、まっけんが眩しかったです。常に動けるようにアップして。えらかったね。
新田:いえ。僕は、あのシーンの最後でバテてました。でも、いろんなアクションシーンを乗り越えてきての、あの健さんはすごいなと思いました!
佐藤:頑張ったな、我々!
お互いをたたえ合う佐藤と新田。長期間にわたる撮影で、戦い抜いた男の友情が垣間見えるひとコマに、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
最新情報は、映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」公式サイトまで。
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