5月11日(火)、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF&ASIA)は「Ladies for Cinemaオンライン発表会」を実施し、ゲストに女優の剛力彩芽とフェスティバルアンバサダーを務めるLiLiCoが登壇した。
「Ladies for Cinema project」は、2019年よりスタートした、映画を通じ女性監督やプロデューサーなど女性映画人の思いを発信し、国籍やジャンルが違う女性たちが、様々な悩みを抱えながらも活躍することを応援するものだ。
そして、SSFF&ASIA2021オンライン会場にて、世界で活躍する5人の女性フィルムメーカーの作品配信が決定した。
LiLiCoは第93回アカデミー賞で、計6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞を獲得したクロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」を例に挙げ、女性の映画界での活躍をアピール。
配信される作品を解説しながら、LiLiCoは「(作品を)女性に見て欲しいというのもあるんですけど、女性が作った視点なので、それを男性に見てもらうっていうのも、すごく大事かなと思っています」と呼びかけた。
「幸せな母親」という作品を紹介する場面でLiLiCoは「もちろん母になりたいという方は…。私もそうなんですけど、どこかで年齢を考え、主人と話し合って『もう、妊活はやめよう』という大きな決断をしました。それはすごくつらかったんですが、こういう風にこの作品を見たときに、やっぱりもう一回考えたい…というのもありました」と告白。
LiLiCoから「映画業界での女性の活躍について」と質問された剛力は「お話をいただき出演させていただくという形が多かったんですけど、自分から(能動的に)こういうのをやって、作ってみないと…。そこから始まる何か、というのはこれからどんどん作っていけるんじゃないかなと」とコメント。
コロナ禍で映画館で上映ができないことについて剛力は「役者としては、苦しいですし悔しいです。ただやっぱり、皆さんの健康を考えたら我慢しなきゃいけない部分だなとも思っていて。でも、やっぱり人と会えないとか外に出れないと、心が内側に入ってしまうことが多いので…。だからこそ映画で届けたいという思いが強いですね」と明かした。