6月10日(木)24時25分より、カンテレ・BSフジ共同制作、久保史緒里主演『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』最終話が放送(関西ローカル/BSフジでは、6月19日(土)24時30分~)される。

この物語は “ブラック心理術”を巧みに利用し、相手の心を翻弄(ほんろう)するミステリアスな女・クロノサキにもてあそばれる人々をブラックユーモア満載に描く、痛快サスペンスドラマ。久保は巧みに他人を操る、ドSで毒舌な謎の女・クロノサキを演じている。

第4章(第7話、最終話)は「毒親の支配を打ち破るブラック心理術」がテーマ。第7話では、自分を意のままに支配しようとする母・利加子(宍戸美和公)の横暴に、ついに正人(森永悠希)がブチ切れる。正人と利加子が険悪な中、正人は訪れた公園で恋い焦がれていた女性・ヒカリ(畦田ひとみ)に出会う…。

毒親に支配されている医師・正人を演じた森永は「ひとりの人間が、ささいなことから、どんどんいろいろなものを崩壊させていき、そして最後には自分も崩壊してしまうというストーリーで、見ごたえがあると思います。使い方さえ誤らなければ、ビジネスの場面などでも使える心理術がたくさん出てくると思うので、正人くんみたいにならないように注意していただきながら(笑)、ドラマを見て学んでいただきたいです」と、見どころを語る。

クロノサキを演じた久保については「久保さんとは、今回はじめてご一緒したのですが、僕が出演させていただいた第4章だけでも、すごく説明セリフの量が多く、かつ、タイトなスケジュールでの撮影でした。説明セリフはなかなか覚えづらくて大変だったと思うのですが、ほとんどかむことなく演じられていた姿が、素晴らしかったです」と、語った。

また、最終話を前に、久保史緒里のコメントが到着した。

<久保史緒里 コメント>

ドラマの現場に1ヵ月しっかりと入らせてもらうのが初めてで、そもそもドラマ撮影の進み方すら知らなかったので、新しい発見がたくさんありました。

この『クロシンリ』の現場は、本当にみなさんがやさしくてあたたかくて、何度も救われました。この現場を終えて、私は「ドラマや映像のお芝居をまたやりたい」と思うことができました。

私にとって勉強の場でもあり、きっかけともなった大事な場所です。普段何かあっても「成長できました」と言えない人間なんですけど、今回ばかりは、ずっとほしかったけれど、からっぽだった知識が積み上がっていった感覚があって、成長できたんだなと思います。やっとスタートラインに立つことができたような気がします。

<最終話あらすじ>

息子を意のままに支配しようとする母・利加子(宍戸美和公)の横暴についにブチ切れた正人(森永悠希)。そんな折、正人がネットで知り合い、恋い焦がれていた女性・ヒカリ(畦田ひとみ)が突然目の前に現れる。

奇跡のような出会いに運命を感じた正人は、父親の暴力から逃げてきたというヒカリを守るため、実家を出て一緒に暮らそうと決意。だが、銀行口座を利加子に管理されて金が自由に使えず、なかなか実行に移せずにいた。

そんな正人にヒカリは意外なことを言い出す。自分が指南する心理術を使えば、利加子をたやすく説得できるというのだ。まるでサキ(久保史緒里)が教えるような“人の心を操る術”をヒカリから伝授された正人は、すぐさま利加子に実践。かたくなだった利加子の態度はみるみる軟化し、正人の要求を受け入れる。

思わぬ効果に喜ぶ正人は、ますますヒカリに心酔。その後もヒカリのアドバイスに従い、着々と結婚の準備を進めていくが…。