6月14日(月)、映画「ナポレオンと私」の完成披露上映会が東京・池袋HUMAXシネマズで行われ、主演の武田梨奈、共演の濱正悟、綾乃彩、岡林佑香、そして、メガホンを執った頃安祐良監督が出席した。
本作は、全世界でシリーズ累計会員数3000万人を突破。配信中のタイトルは12タイトルにわたり、国内外で多くの女性が熱中している大人気恋愛ゲームアプリ「イケメンシリーズ」のスタッフが製作した初のオリジナルストーリーによる実写映画。
人生の迷子になってしまった主人公の春子に武田が扮し、ゲームの世界から現れた英雄・ナポレオンを濱が演じている。
登壇した武田は、「クランクインが何度か延期になってしまって、撮影に入れるのだろうかという状況にまで至っていたのですが、撮影も無事に終了し、皆様にやっと観ていただけるということで幸せな気持ちでいっぱい」と感激。
武田といえば空手の有段者で、アクション女優としても知られているが、初めてラブコメの主人公を演じたことに「劇中に出てくるイケメンヴァンパイアのアプリをダウンロードして数ヵ月、スマホの中のナポレオンと会話し、待ち受けもずっとナポレオンにしていました」と役作りについて説明。
そして、「ナポレオン役が濱さんに決まったと聞いて、一時期、濱さんを待ち受けにしていたんですけど、親に見られたら勘違いされるかなと思って、3時間ぐらいで変えました。それぐらい、ナポレオンのことを考える数ヵ月だったので、現場でナポレオンが登場した時にはすごく感動しました」と振り返った。
一方の濱は「イケメン役ということでかなりハードルが高いなと。そして、イケメンヴァンパイアがすごく人気があるゲームアプリということでしたので、撮影に入るまでは不安と緊張、『俺で大丈夫か』と感じていたのですが、衣装制作から参加させてもらい、本読みも何度かやらせてもらったので、現場には不安なく臨めました」と話した。
劇中、ナポレオンが春子の頭をポンポンとなでる“萌えシチュエーション”が何度も登場するが、濱はこの仕草を初めて演じたそうで「監督と何度も『こうかな?こうかな?』と、ポンポンし合っていました。ポンポンは何度も出てくる大事な部分だったので、こだわりをもってやりました」と説明。
その“ポンポン”をされる側だった武田は「実際にはポンポンをされたことがないので、私のリアルな反応が出ていると思います」と回顧した。
そんな武田と濱は今回が初共演。武田は「濱さんはクールな印象が強かったので、そのクールを崩したいと思ってイジっていたんですけど、さりげなくモノマネをふると全力でやってくれるので、それが楽しくて何度もイジっていました」とコメント。
そこへ、綾乃や岡林らが「(モノマネを)見たことがないから見たい!」とリクエスト。これに濱が「武田お姉さん、みんな、今日は来てくれてありがとう」と自信たっぷりにダミ声で呼びかけるも、場内には何のモノマネか伝わらず、微妙な空気に。
いたたまれなくなった濱は、「やっぱりこういう空気になりますよね」と苦笑いで肩を落としたが、すかさず岡林が「私、わかりましたよ。ニャンちゅう」と、NHK Eテレでおなじみのキャラクター・ニャンちゅうのモノマネだと答え、濱をホッとさせた。
また、明日15日が武田の30歳の誕生日であることから、サプライズでバースデーセレモニーが行われ、濱が片膝をついた“王子様ポーズ”で30本の薔薇の花束をプレゼント。真紅の薔薇の中央には、虹色の薔薇1本が強い輝きを放っており、濱は「彩りのある1年にしてください」とメッセージを送った。
武田は「皆さんに作品をお披露目する側で来ているのに、こんなふうにお祝いしていただいてありがとうございます」と感謝。続けて、「明日30歳になるんですけど全然実感がありません。演じた春子は30歳を目前に恋や仕事で悩んでいるけれど、いろんな人に支えられ、失敗を成長に変えて歩んでいく女子で、私もすごく共感できました」
「今でも春子の気持ちをずっと持ち続けているので、この映画を観た皆さんにもプラスの力を持って帰っていただけたら」と呼び掛けた。
その後の囲み取材でサプライズの感想を問われた武田は、「ビックリしすぎて、リアクションできませんでした」と苦笑しながらも、「一番好きな映画館という場所で、大好きな仲間、そして、お客さんと20代最後の日を迎えることができて幸せでいっぱい」とニッコリ。
そして、30代の抱負を促され「アクション映画でデビューしたので、30代でアクション映画の代表作をつくりたい。そして、海外に飛び出ていきたい」と、決意を新たにしていた。
フジテレビュー‼では、ナポレオン役・濱正悟のインタビューを近日公開予定。
「ナポレオンと私」
7月2日(金)
池袋HUMAXシネマズ他全国公開
©CYBIRD
「ナポレオンと私」最新情報は公式サイトまで。