<舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』作品概要>

【ストーリー】
とある山中。中世のアイルランドを思わせる不思議な土地、そして音楽…。
旅行中の聡と真奈美は霧のために立ち往生し、ある老人の住む山小屋に一夜の宿を求めた。
問わず語りに老人が語る昔話に、だんだんと心を奪われていく。

むかしむかし。
この土地を不思議な病が襲ったときのこと。
病の症状は人によって違っていた。指に鳥が止まってしまう病。天使の羽が生えてしまう病…。
そんな中でも、最も不幸な病に冒されたのが、心と体が入れ替わり、心は水晶のように美しく、しかし誰も近づきたがらない醜い容姿となったカビ人間。
カビ人間は、その容姿から村人たちに疎まれ、ただ一人で鐘を撞いている。

そんなカビ人間とある日、出会ってしまったのが、思っていることの反対の言葉しか話せなくなった娘・おさえ。最初はカビ人間におびえていたおさえだが、その美しい心に触れて、徐々に彼に心を開いていく。
しかし心惹かれれば惹かれるほどに、おさえの口から出るのはカビ人間への罵倒の言葉。
やがてその言葉が、カビ人間を窮地に追い詰めていく…。

一方、聡と真奈美は、老人の話に夢中になっている間に、気がつくとこの不思議な世界の中に入り込んでいた。
そして、病を治すのは伝説の剣・ポーグマホーンであることを市長から教えてもらった真奈美はしり込みする聡を引っ張って剣を探す旅に出る。

その頃、おさえの罵倒の言葉を信じ込んだ村人たちによって、追い詰められていくカビ人間。
ポーグマホーンと不思議な歌、そして鐘の音が重なった時、悲しくも美しく、残酷な奇跡が起きる…。

作:後藤ひろひと
脚色・演出:ウォーリー木下
音楽/音楽監督:中村大史
出 演:七五三掛龍也(Travis Japan)、吉澤閑也(Travis Japan)、伊原六花、加藤梨里香
入野自由、コング桑田、小松利昌、竹内將人
安田カナ、安福毅、Ema、工藤広夢、半山ゆきの
松尾貴史、中村梅雀
演奏:中村大史、奥貫史子、石崎元弥
企画・製作:パルコ/キューブ

【東京公演】
日程:2024年7月3日(水)〜10日(水)
会場:東京国際フォーラム ホールC

【大阪公演】
日程:2024年7月20日(土)〜29日(月)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

最新情報は、舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』公式サイトまで。