渋谷くんは京本大我がモデル!?というくらいの共感

──今回、初共演となりますが、お互いの印象はいかがですか?

京本:田辺さんも僕も、カメラが好きなんです。お会いして早々、趣味が同じだと分かって、カメラトークをしました。田辺さんのほうがカメラ歴は長いので、先輩なんですけど、共通点があって、うれしいなと思いました。

田辺:フィルムカメラを買ったとおっしゃっていて。私も好きなので、そういう話をしましたね。

京本:あと、これまで田辺さんが出演した作品を見させていただいて、すごく真摯にお芝居と向き合って素敵なお芝居をされる方だなという印象を持っていました。いつかご一緒できたらと思っていたら、こんなに早く叶いました。一緒にお芝居をするのが楽しみです。

田辺:私は、ステージ上で輝いている京本さんを、渋谷大海のような存在として拝見していて。こうやって、ご一緒できると聞いた時は、すごくワクワクしました。京本さんとは、意外と共有できる話題があって。

京本:そうそう。あと、好きなドラマが一緒で。お話すること、たくさんありますね。

田辺:人見知りしますか?

京本:ちょっと人見知りですね。田辺さんは?

田辺:全然人見知りしないです。私の周りには、人見知りの人が多くて。私はそこを結構ぐいぐいいっちゃうみたいです(笑)。

京本:僕も話しかけてもらえたら、めっちゃしゃべるんで。撮影が進んで余裕が出てきたら、写真のことを教えてもらいたいです。

田辺:カメラを現場に持ってきたいですね!

──演じる役柄とご自身が似ているところを教えてください。

京本:渋谷くんは、仕事に対してすごくストイックで才能もあるんだけど、プライベートはウブで天然と言われていて、ポンコツな一面もある人。僕も普段抜けてるところが多いと周りから指摘されることが多いです。

あと、渋谷くんはファッションに疎いというか、プライベートでは雪駄を履いてジャージを着ていたり。僕も普段、雪駄風のサンダルを履いてて。そういうところも僕と大差ないですね(笑)。

ポーカーフェイスで感情が分かりにくいところも、近いです。僕も、クールに見えると言われるので。自分と違うところを見つけるのが難しいぐらいです。

──渋谷くんは恋愛に対してとても不器用ですが、京本さんは?

京本:女性へのアプローチがうまくできない感じは、分かります。僕も小中学生の頃、相手の連絡先をゲットしたら、それだけで脈アリだと思っていました(笑)。

渋谷くんは、相手と近づくのにステップをちゃんと踏めなくて、唐突に行っちゃうこともあって。「俺を題材にしてるのかな」と思わざるを得ないくらいリンクする部分もあって、その辺は素で演じられるかもしれないです(笑)。

──田辺さんはいかがですか?

田辺:私も、愛花先生と似ている部分が結構ありますね。愛花みたいにポンコツなところが多くて。仕事では「しっかりしてる」と言われることが多いんですけど、しっかりしている役柄をやっているだけなんです。

普段は、テレビ局の中の道順も覚えられなくて、キョロキョロして遠くにいるマネージャーさんに「こっちです」って教えてもらったりしています(笑)。