北村一輝「歌のレッスンが楽しい」 どんどん変わる自分に感動!

――本作はダンスも見どころですが、北村さんは、ダンスや歌はもともと得意なほうですか?

北村:ダンスはリズム感がなく、もう本当にひどいものですが(苦笑)、頑張ります。僕が躍ると昭和感が漂うみたいです。

歌は、ミュージカル『王様と私』に向けて先生のレッスンを受けている最中で、この頃ちょっと面白くなってきました。教わった通りに歌えると、何曲歌っても苦しくならないし、喉も痛くなりません。そこが今すごく面白いですね。

――明日海さんは宝塚歌劇団を2019年に退団し、現在は映像作品への出演も増えています。映像での経験は、舞台に活かせていると感じますか?

明日海:活かせているかというと、まだちょっと…。映像作品に出させていただくときは、いろいろなことに気をつけないといけないので、まだ緊張してしまいます。 

最初の頃はフレームアウトしちゃったり、そもそも声が大き過ぎたりして。セリフとなると自分のなかで“スイッチ”が入って、声をすごく張ってしまう癖があるんです。表情筋もつい動きすぎてしまうので、いかにニュートラルにできるかをずっと勉強しています。

逆に、舞台に立ったときは、やっぱり開放感みたいなものがあります。ライトが当たってお客様に全身を見ていただけるので、自由に動ける感覚もあって。それと、映像もそうですが、カンパニーの皆さんとひとつの座組になって「一緒に作品を作ろう!」と団結するあの雰囲気が、私は大好きですね。

――劇中では、王様もアンナも互いの考え方に触れて、心を動かされていきます。お2人が最近、心を動かされたものはありますか?

北村:やはり歌ですね。今回の歌のレッスンが楽しくて。これがスポーツジムだと行くのはすごく億劫(おっくう)ですけど(笑)、歌は「時間が空いたから行こう」と、自然に思えて。歌の先生が楽しいレッスンにしてくれている、というのもあると思います。

実はちょうど去年あたりから、何か楽器をやりたいなと思っていまして。昔、何かの映画で見て以来、トロンボーンにすごく興味をもっていました。思っているだけでなかなか行動に移せずにいた時に、このお話をいただきました。上手な方の歌を聞いているうちに、「歌も楽器なのだろうな」と感じました。面白いですよね。

明日海:私、新しく始めたこととか、心が動くようなことが全然なくて…。今、ずっと考えていたんですけど(苦笑)。

北村:ははは(笑)。なかなか、ないよね。

明日海:私は仕事が好きなんです。

北村:え〜、まぁわかるよ。

明日海:この仕事が好きだから、他にあまりいらないんです。あるとすれば、美味しいご飯を食べるとか。