森光子さんは「ずっと支えてくださった偉大な母」

その後はメディアとの質疑応答のコーナーへ。

レポーターの「過酷な舞台をここまで続けてこられた要因は?」という質問に、堂本さんは「求めてくださる方がいるということが大きい」。

「『放浪記』で2017回という素晴らしい記録を立てられた森光子さんを象徴する、『あいつより上手いのになぜ売れぬ』という言葉がありますが、自分はその逆で、『あいつより下手なんだから命を燃やさないと』と、そう思ってやってきました。自分には何もないですから、だったら命を燃やしてお届けするしかない」と説明しました。

また、大記録を達成した5月9日は奇しくも森さんの誕生日で、堂本さんは「本当にビックリです。鳥肌が立ちました」といい、「生前の森さんは毎年のように観劇に来ていただいて、昼夜公演があるときは必ずお弁当を差し入れてくださり、ずっと支えてくださった母。偉大な大先輩です」と改めて敬意を表しました。

 

『SHOCK』500回公演のカーテンコールに駆け付けた森光子さん(2008年)

『SHOCK』シリーズといえば、階段落ちや立ち回り、フライングなど肉体を駆使した演出が多いことでも知られていますが、堂本さんは「25年間の中でメンタル的には一番強い状態にあるものの、フィジカル的にはやはりきていて、体は正直です」。

「20代や30代のころと比べて後ろ向きな気持ちになったり、肉体的に限界があると感じたりすることもありましたが、皆さんがこんなにお祝いしてくださっていること、期待してくださる気持ちで自分を鼓舞していきたい」と決意を新たにした様子。

 

左から)佐藤勝利、堂本光一、今井翼

最後は「ステージに立つのは怖いことでもあるんですけど、こんなにも人を幸せにできる仕事につけるのは、幸せなことだと改めて感じました。まわりを見渡し、素晴らしい仲間たちに囲まれているのだと実感できて、今日は幸せな1日になりました」と感慨深そうな表情を浮かべました。