辻希美 子育てで大変な時期は「小学5・6年生」

多くの試行錯誤の上、現在の夫婦関係が築けていることを明かしてくれた辻さん。
一方、4人の子どもたちとの接し方にも、様々な苦労があったそうで…

ーー「魔の2歳児」や「小1の壁」など、年齢ごとにやってくる“恐怖のシーズン”をよく耳にしますが、辻さんが大変だった時期はいつですか?

あんまりそういったのを感じたことは無いんですけど、私は毎回 小学校5・6年生が苦労しますね。

ーーどんな苦労があったんでしょうか?

私も、これは最近気づいたことなんですけど長女、長男、そして次男が今ちょうど6年生なんですけど、接し方が難しくなっちゃうんですよね。
反抗期…ともまた違うと思うんですけど、例えば私が「あれやりなさい」て言ったら「やろうと思ってた」とか言い訳をしてくるようになるんです。

うちは長女も長男もそうだったんですけど、中学生になるとハッキリと分かりやすい反抗期になるので、それも大変なんですけどね。まだ分かりやすいというか。
反抗期に入ってしまえば、親がどう接してもそんなに変わらないので「はいはい」って良い意味で放っておけるんですけど、小学校5~6年生の正論じゃないことを言い返してくる感じは、こっちも言い返したくなっちゃって大変なんですよね。

ーー反抗期にはどう接していましたか?

放っとく…っていうと聞こえが悪いかもしれないんですけど、そっとしておきますね。でも3食は必ず用意して、何を言われても淡々と冷静に親としてやるべきことをやります。
やっぱり子どもからは突き放されるし、「私 嫌われちゃってるのかな?」って思っちゃう瞬間もあるんですけど、親を嫌いな子っていないじゃないですか。
だからふとした瞬間に、子どもからの愛情を感じる瞬間があるとキュンっとしちゃうというか(笑)そんな感じで乗り切っていますね。

まるで“寮母さん”!? 家に子どもが集まる理由

自身のYouTubeでも子どもたちとの会話をする様子が垣間見える辻さん。
時には厳しく怒ったり、時には友達のように楽しそうに話す姿が印象的ですが、子どもとの関係作りについて心がけていることはあるのか聞いてみました。

「子どもと何でも話せる関係」を心がけて何かしている訳ではなかったんですけど、本当に聞いても無いのにどんどん話してくれるんですよね。私も聞きたいことは何でも聞きます。

ーーどのようにしてそのような関係になったのでしょうか?

うーん…どうしてでしょう。でも、うちの親子関係は「変わってる」って、よくマネージャーさんからも言われますね。
私は子どものことを「見守る」というよりかは「一緒に共有」したいんですよ。
なので、私は子どもの友達とも一緒に遊びます(笑)子どもの友達のLINEも知ってる、みたいな。

ーーお子さんの友達ともLINEするのですか!?

します、します。だからうちは、いつも誰かしら子どもの友達がいるんですよ。ひどい時には15人とかいるんです。それが全然普通な感じ!
子どもがいなくても、その友達がいることも結構あります。うちの子が習い事とかで居なくても友達が来たりとか、お泊まりして子どもは朝から部活に行ったんだけど、友達はまだうちで寝てるとか(笑)そういうのが普通なんです。

これは完全に私の母親の血だと思うんですけど、私の母は寮母さんとかになりたかった人なんですね。だから私も、そういうのが好きなのかも!
子どもの友達が遊びに来たら、「いらっしゃ~い」って感じでそのままその子の分もご飯作って、一緒に食べて、土日は基本そんな感じですね。逆に「ご飯食べずに帰る」って言われたら「え!?食べないの!?」みたいな感じ。たくさんご飯作るのが全然苦じゃないので。主人も割と私と同じタイプなんですよね。
そうすると、そのお友達を通してさらに子どものことが良く分かるんですよね。「あ、学校ではこういうキャラなんだな」とか、そういうのもすごく楽しいです。