<佐野晶哉 コメント>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
大賞受賞作品ということで、期待値がかなり高い状態で台本を読みましたが、そのハードルを余裕で越えてきて、これは選ばれるなと一目惚れしました。
松岡の熱い人柄も魅力的ですし、谷本が自分のことで悩みながら松岡との出会いで人生が変わっていくという、この2人の関係性を描けるのもすごくうれしいと思いました。
一方で、関西人として本気で芸人を目指す役を演じる怖さがありました。笑いの才能があるなと感じさせるものを、自分に出せるかが読めば読むほど不安になりました(笑)。
漫才シーンはもちろん、日常のやりとりでも、なんかこの人って人と違うなと思わせる何かをどう出せるのか考えながら読みました。
――佐野さん演じる、松岡颯斗について教えてください。
松岡の行動は、全部の正解をたどっていると思いました。2人は“友だち”で、お互いのことが“好き”で、それだけでいいんだなと思わせてくれる人物です。
――佐野さんは大のお笑い好き。松岡と重なる部分もありましたか?
小学生のころに、友だちとネタを作って発表したり、高校では『M-1グランプリ』に出る友だちからネタを見てほしいと頼まれ見たりすることもありました。
お兄ちゃんもお笑い大好きでしたし、ずっとそういう環境にいたんです。芸人を目指していた可能性も0ではないというくらいお笑いは大好きです!
――初共演となる、山時さんの印象は?
以前から作品を拝見していましたが、一番近い共通点でいうと、お世話になっている映画の監督さんがいて、「山時くんの映画を撮っていて…」とその監督が熱弁されたことがあって。
同世代の俳優さんとして、すごくリスペクトしていたのでこのタイミングで共演できるのは、すごくうれしかったです。その監督には、聡真くんとのツーショット送りました(笑)。
実際、聡真くんとお芝居をしてみたら、自然と心がそちらに向いてしまう求心力のある方だなとすごく感じました。負けないように食らいついていきます!
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
撮影が始まる前からすごく楽しいです。監督が作ってくれる空気感も、聡真くんと一緒に本読みやって…という些細(ささい)な時間も居心地が良くて、撮影期間が1週間くらいしかないのが悲しいです。
学生ものを撮影し終えたあとは、楽しさと切なさが入り混じってすごくノスタルジックな懐かしい気持ちになるのですが、何年後かにも思い出す、楽しい撮影になるのではないかと思っているので、ぜひその空気感も見ていただければうれしいです。
僕は、松岡を通して生き方、人への寄り添い方、手のさしのべ方を学びました。
弱っている人に声をかけるのは勇気のいることだと思うのですが、そんな一歩を踏み出すきっかけを作ってくれる作品になれるように、精一杯頑張ります。
