<尾上右近×尾上眞秀 対談>
――眞秀さんが現在、小学6年生ということで、右近さんはその年齢をどんなふうに過ごしていましたか?
右近:ちょうど『尾上右近』の襲名を控えていた時期ですね。歌舞伎に対して「本気で向き合わなければ」と決意を抱くと同時に、本気で取り組むからこその楽しさを感じるようになっていました。
そんな年齢で眞秀は今回、『連獅子』に出演することになり、『連獅子』というとどうしても毛振りの印象が強くあると思いますが、実は前半の舞踊のほうが大変で、体力も必要。
かなり大変だと思いますが、そこに取り組むことで「歌舞伎って面白いんだ、踊りって楽しいんだ」と感じてもらいたいです。
――眞秀さんは、稽古で指導を受けている最中だと思いますが、右近さんはどんな方ですか?
眞秀:踊りが上手くて、気を使ってくれます。
――どんなふうに気を使ってくださるんですか?
眞秀:踊りのときに、僕ができないことがあったら細かく教えてくれます。
――眞秀さんの踊りはどうですか?
右近:野球をやっているから運動神経がとてもよく、踊りもある意味、運動神経が重要ですので、センスのよさが非常に伝わってきます。
技術や能力ももちろんですが、それ以上に眞秀のまっすぐさが僕は大好きで、「歌舞伎が好き、仔獅子を踊ろう」という純粋な気持ちがすごく嬉しいし、大事にしてほしいところです。
そのうえで、よりお客様に喜んでいただくために、親獅子として眞秀を導いてあげたいです。
――眞秀さんは野球をやっているんですね。
眞秀:はい。ポジションはキャッチャーとサードで、たまにクローザーでピッチャーもやっています。
右近:眞秀のInstagramでカッコいいピッチングフォームが見られますよ。僕もあの画像は気に入りです。
――好きなチームや選手はいますか?
眞秀:福岡ソフトバンクホークスのファンで、今は試合に出ていませんがギータ(柳田悠岐選手)が好きです。