2026年9月18日公開の“踊る”シリーズ最新作となる『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』で、謎の失踪を遂げた女子高校生、村下希衣子を演じる藤吉夏鈴さん(櫻坂46)と、須永あかねを演じる齊藤なぎささんにインタビューしました。
お互いをべた褒めする2人 共通点“アイドル”についても悩みを明かす
インタビュー中も端々で劇中同様、仲の良さが伺える2人。
そんな2人は、ともにアイドルグループの第一線で多くの人々を魅了してきたという共通点があります。
藤吉さんは2018年、グループに加入。櫻坂46の6thシングル「Start over!」で初の表題曲センターを務めると、今年3月に発売された14枚目シングル「The growing up train」では2度目の表題曲センターを務めました。
一方で、齊藤さんは2017年に=LOVEのメンバーとしてデビュー。6thシングル「ズルいよ ズルいね」では初の表題曲センターを務めるなど、グループの人気を支え続けました。2023年の卒業後は、ドラマ、映画、ラジオなど活躍の幅を広げています。
──アイドルとして“ファンに感情を届ける”ことへ努力を重ねてきた経験が、役者として“役の感情をお客さんに届ける”上で、どのような強みになっていると思いますか?
藤吉:アイドルと役者は基本的に全然違うものだと思っていますが、唯一共通しているなと思うことが、まだアイドルになりたての時にミュージックビデオの撮影で、監督に「呼吸をちゃんと忘れないでして」と言われたことがありました。それはアイドル人生にもずっと生きていますし、お芝居でも気をつけるようにしています。
齊藤:私も別物だと思っていますが、アイドルとして活動している時に、お芝居で「感情を出すということはこういうことなんだ」と学んで、その経験がアイドル活動に活かせたことがあります。
お芝居もアイドルもみんなで協力して1つのものを作り上げていきますが、お芝居は基本的に個人それぞれが頑張ったものの集大成だと思います。アイドルは個人というよりは仲間たちと常に活動をともにして、一緒に力を合わせて、目標に向かって歩みを進めるので、うまく言葉にできないですが、似ているようでまた違うなと思います。
──アイドル的なアプローチと役者的なアプローチの切り替え方や、意識的に変えている部分はありますか?
藤吉:最初、お芝居をしている時に思わずカメラを見てしまって…。
齊藤:(食い気味に)すごく分かります!カメラを見るのが仕事なので。
藤吉:そうなんです。それは少し苦戦しました。
齊藤:私もそうでした!グループを卒業してから4年経つので、もうさすがにないですが、お芝居を始めたての頃は、カメラを見てしまってというNGは何度かありました。アイドルの時は、歌番組などでカメラに抜かれたらすぐ見なければいけなかったので、そこのギャップはすごくありました。
──一緒にお芝居をしていて、お互いの素敵だな、魅力的だなと感じた部分はありますか?
齊藤:藤吉さんはすごくオーラがあるというか、立っているだけで人を魅了するというか…。何て言えばいいんだろう。すごく貫禄があるんです。
藤吉:貫禄?(笑)
齊藤:貫禄というか雰囲気があるので、オーラでまず人を魅了して、見ている人にすごい雰囲気を感じさせるのに加えて、演技もすごくお上手なので、最強だなと思います。
藤吉:優しい。
──藤吉さんは、齊藤さんの印象はいかがですか?
藤吉:とにかく目力が羨ましいなと思います。仲の良い役柄なので近くでお芝居することが多かったのですが、目の圧がすごいですし、私たち2人以外の皆さんとお芝居している時と、仲の良い私たちでやっている時とでは目の感じが全然違うので、それは近くで見ていて、学ばせていただいていました。
──今回、歴史のある大きな現場を経験したことで、今後のお芝居への向き合い方や目標に変化はありましたか?
齊藤:そうですね。私自身、結構悩んでしまうタイプで、自分の道はあっているのか?などと悩むことが多かった時期での撮影でした。ですが、そんな時にプロデューサーさんから「この顔ができるんだったら俳優にすごく向いているね」というふうに言っていただいて、「頑張っていこう!」と思えました。
その言葉がきっかけで、私はいま頑張れているというか、この作品と出会えたから、自分の思っている道や考えていることが間違いではなかったのかなと思えたので、私にとっては大きな道しるべになった作品だなと思います。
藤吉:私は、アイドルとしてライブやイベントなどたくさん活動があるので、演技のお仕事との両立がすごく難しくて、一時期オーディションのお話などもセーブしたり、「今はアイドル一本に絞るべきなんじゃないか」みたいなことを考えている時期がありました。
でも、今回の『踊る大捜査線』もそうですが、私より人生経験を積んできている方たちと近くでお芝居をさせていただいて、やっぱり何事も経験しないといけないなと思いました。
こんなチャンスをいただけることも当たり前ではないので、グループももちろん力を入れてやりつつ、個人での経験をグループにも持っていけたらすごくいいなと思いますし、自分自身の成長にもなればいいなと思っているので、もっとお芝居も頑張っていきたいなと思っています。
撮影:今井裕治
ヘアメイク:渋谷絵里奈(藤吉さん)、夢月(齊藤さん)
スタイリスト:武久真理江(藤吉さん)、山本あんな (齊藤さん)
藤吉夏鈴:
櫻坂46の二期生。
2018年「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格し、グループに加入。
グループ活動以外にも『アオハライド Season2』(WOWOW)、『作りたい女と食べたい女』シーズン2(NHK総合)、さらに『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』(2024年)では映画初出演にして主演を務めた。
齊藤なぎさ:
2017年に=LOVEのメンバーとしてデビュー。
在籍中に出演した『明日、私は誰かのカノジョ』(MBS/TBS)の優愛(ゆあてゃ)役が話題となり、2023年の卒業後も『放送局占拠』(日本テレビ)、ドラマ&映画『【推しの子】』(2024年)ルビー役など数々の話題作に出演。10月22日スタートのドラマ『女帝』では連続ドラマ初主演を務める。
