ホラー作品で描かれた光景が、もし現実になってしまったらどうしますか?
この世には、まだ誰にも名前をつけられていない怪異や奇妙な現象が数多く存在しているもの…。あなたも、そんな説明のつかない体験をしたことがあるのではないでしょうか。
ここは、“名も無き恐怖”を書き残しておく場所、「無名怪談」。
第二話は、ホラー映画最新作『だぁれかさんとアソぼ?』の監督を務めた、Jホラー界の巨匠・清水崇監督。
とある映画の編集中に起きた不可解な出来事を語ってくれました。
映画『牛首村』の編集中に起きた奇妙な出来事とは…
長年にわたり観客を震え上がらせてきた清水監督。
「ホラー映画だと、ちょっとした不運が宣伝になることもあるんです」
現場で“何か”が起これば“宣伝”にもなるという特殊なホラー業界。
日々、敏感に、そして貪欲に怪異を求めてきたようですが、監督自身がそれに遭遇することはなく…「毎年映画を撮りすぎていると、1回で良いからガッツリ幽霊出てきてくれー!とか思いますね」と、願望まで芽生えてしまうほど。
しかし、記憶をたどり始めると、とあるホラー映画の編集中に起きたことを語り始めます。
清水監督:
2022年に公開された映画『牛首村』で主演を務めたKōki,さん演じる、雨宮奏音が持つスマホのSiri(音声アシスタント)が突如、応答するシーンがあるんですよ。
スマホに触れていない、何も聞いていないにも関わらず、勝手に起動する―――。普段起こりえない現象をシーンに組み込んだそう。
仕事現場でも怪異に遭遇することがなかなかなかった清水監督でしたが、この映画は例外だったようで…。
清水監督:
撮影が終わり、編集に入ったら、期間中ほぼ毎日…2日に1回かな?僕のスマホが勝手にしゃべるようになったんですよ。
いま、僕がしゃべった言葉でもないことに質問に答えるみたいな…。
なんと、映画と同じようなシーンが現実のものとなったそう。
清水監督:
連日続いたので、編集スタッフの人とも「さすがにおかしくないですか?おかしいですよね」って。結局、原因は不明のままだったんですけど…。
清水監督の“願望”が幽霊に届いてしまったのでしょうか。
清水監督:
僕はうれしくなっちゃいましたね(笑)
これが清水監督が体験した“名も無き恐怖”です。
あなたなら、この“恐怖”に、どんな名前をつけますか?
撮影:河井彩美
清水崇監督
『呪怨』シリーズを手掛け、ハリウッドリメイク版として世界中で公開された『THE JUON/呪怨』で日本人監督として初めて全米興行収入1位を記録し、世界を震撼させたJホラー界の巨匠。近年では、『犬鳴村』に始まる《恐怖の村》シリーズ3部作(2020年~2022年)、『忌怪島/きかいじま』(2023年)、『口に関するアンケート』(2026年)など。
最新作『だぁれかさんとアソぼ?』が全国公開中。
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