シンガーソングライターからコレオグラファー、プロデューサーまで多彩な顔を持つ26歳のアーティスト・Ayumu Imazuさん。King & Princeに楽曲と振り付けを提供した『Theater』(2025年12月発売の7thアルバム『STARRING』のリード曲)は、リリース前からSNS総再生回数1億回超えを記録し、ヒットを超えたブームを巻き起こしました。
自身の楽曲『Obsessed』でもSEVENTEENやRIIZEといった韓国の人気グループが続々とダンス動画を投稿してバズり、全世界ストリーミング1億回超えを達成。
"バズを生み出す世代"は、音楽とSNSの関係、バズからバイラルヒット(※)につながる流れをどう捉えているのでしょうか。「バズらせることを考えてはいけない」と語るImazuさんに、制作の裏側と音楽への思い、"エモさ"の本質を聞きました。
(※)SNSや口コミを通じて情報がウイルス(Viral)のように急速に拡散され、爆発的な大ヒットになる現象のこと。無名だった楽曲や古い曲が突如チャートを逆転して大流行することも。
Ayumu Imazu「この2人なら本当に日本を元気にできると思った」King & Princeの曲に込めた思い
――『Theater』制作の経緯と、大ヒットを受けての感想を教えてください。
『Theater』のヒットは本当にうれしいです。僕の人生で初めての楽曲提供はKing & Princeの『moooove!!』(※)だったのですが、King & Princeのお2人がすごく喜んでくださり、「楽曲提供をもう一度お願いします」というオファーをくださって今回の制作となりました。プレッシャーはもちろんありましたが、「ちゃんと頑張りたい」という気持ちが強かったです。
(※)King & Prince 15枚目となるシングル『halfmoon / moooove!!』(2024年)にダブルAサイドとして収録。
――自身の曲と提供曲では、制作面での違いはありましたか?
僕の音楽性を認めて依頼してくださったので、ありがたいことに自分の曲のような感覚で作ることができました。ただ、歌詞については自分の曲よりも少し自由がきくといいますか、お2人が歌うことでもっと響いて説得力があるだろうなと思う言葉を使えましたし、そういう言葉を考えることがとても楽しかったです。
――振り付け(コレオグラフ)も担当しました。なにわ男子の藤原丈一郎さんや大久保佳代子さんなどの有名人をはじめとした「踊ってみた」動画も拡散されて、さらなるバズを生み出しました。
振り付けも依頼していただき光栄でした。ただ、バズったクラップ(手拍子)の部分は(髙橋)海人くんのアレンジなので、そこは彼のセンスですね。
――楽曲も振り付けも「容赦なくやってください」とお2人から言われたそうですね。
「思う存分作ってください」とのことだったので、めちゃめちゃ楽しくやらせてもらいました。自分もすごくやりやすかったです。
――King & PrinceとAyumu Imazuの世界観がかけ合わさり、世の中にすごい勢いで広がっていく様子を見て何を感じましたか?
『Theater』を作ったきっかけもそうですが、このお2人だったら本当に日本を元気にできると思ったからこそのAメロの歌詞だったりします。そのAメロの部分がバズって広まっていったことで、「しっかりミッションを果たせたな」という感覚があります。
最初のコンセプト作りの段階から、お2人のアイデアもすごく聞いて、たくさん話をして一緒に作りあげていきました。振り返ってみると、お2人からすごく信頼していただけたのが一番うれしいことだったなと思います。
――さらに、韓国のボーイズグループ・TWSへの『BLOOM (feat. Ayumu Imazu)』の楽曲提供や、Da-iCEの花村想太さんとのコラボ(『Don't Mind Me (feat. 花村想太 from Da-iCE)』)、NOAさん&Novel Coreさんとのコラボ(『SOLO (feat. NOA, Novel Core)』)など、果敢に表現の場を広げています。
ソロでやるのも、コラボも楽曲提供も、フィーチャリングで参加させていただくのも、感覚的には全然違う“別物”です。楽曲提供ではプロデューサー目線で客観視しているかもしれませんが、自分の曲作りとなると別のスイッチを入れないといけないといいますか。
――モードはガラッと変わりますか?
結構変わります。ちょっと裏方っぽくなるというか、表に出るAyumu Imazuではなくなるような気がしています。そこのバランスはすごく難しいですね。
