お子さんにYouTubeなどの動画を見せるかどうか悩んでいる方、多いのではないでしょうか?
長男は名門国立小学校を経て最難関中高一貫校へ進学、息子2人の小学校受験を経験し教育ママコミュニティー「E_fam」を立ち上げ情報発信や交流の場づくりを行っている、お受験ママインフルエンサーすみれさんのコラム3話。
すみれさんが、フジテレビで4月から毎週日曜朝に放送中の子ども向け番組『ぱちぱちるんるん』内の教育コンテンツ「ピッカリーン」でクイズの監修を務めることになったきっかけと、番組に携わる今、感じていることを明かしてくれました。
息子の記憶に残ったものは…
息子たちが小さい頃、私は「どんなものを見せたらいいんだろう」とよく悩んでいました。
知育番組や英語の動画。
せっかく見せるなら、少しでもためになるものを…。
そんなふうに、「何を見せるか」ばかりを考えていた気がします。
でも、子育てをして十数年。
大きくなった息子たちの口から出てくるのは、「みんなであのテレビを見て笑ったよね」という言葉です。
番組の内容そのものより、「家族で一緒に笑ったこと」の方が、子どもたちの記憶に残っている。
最近、そのことを改めて思い出させてくれたのが、『ぱちぱちるんるん』です。
新しいのに懐かしくて、ちょっと不思議。
そんな空気感が心地よくて、つい見入ってしまいます。
実は今回、ご縁をいただき、『ぱちぱちるんるん』の「ピッカリーン」というコーナーを監修させていただくことになりました。
息子達の小学校受験や中学受験、日々の家庭学習から学んだ経験が、子育てを頑張るママやパパのお役に立てば嬉しい。
そんな思いで、お引き受けしました。
忙しい毎日の中で、親子の学びを少しでも後押しできたら嬉しいなと思っています。
お勉強感がないのに、知育になっている
私が子育てをしていく中で感じたのは、「学んでほしい」という親の思いが強くなるほど、子どもには響かないということ。
「これ、勉強になるから」
そう思って見せたものほど、意外と興味を持ってくれない。
そんな経験、きっと多くのママがあるのではないでしょうか。
「ぱちぱちるんるん」には、「さあ勉強しましょう」という空気がありません。
歌があったり、クイズがあったり、思わず笑ってしまうコーナーがあったり。
ただ楽しんでいるように見えるのに、
「なんで?」
「もっと知りたい!」
そんな子どもの好奇心を、自然と引き出してくれます。
例えば、「ふとんからでられないどうぶつたち」では、かわいい姿に癒されながらも、大人の私でも驚く豆知識がたくさん散りばめられています。
「本当かな?動物園で見てみたい」と、自然と感じさせられました。
また、「ダメダメずかん」では、親としては怒ってしまいそうな子どもの行動なのに、不思議と一緒に笑ってしまいます。
「こんないたずらも、今だけなのかもしれないな」と、少し優しい気持ちになれました。
子どもの中にある「知りたい」という気持ちや、親子で笑い合うきっかけを、そっと育ててくれる。
知育とは、本来こういうものかもしれないなと思います。
「できる」を増やす前に、育てたいもの
親になると、
・ひらがなが書けた
・計算ができた
そんなふうに、つい「できること」に目が向いてしまいます。
でも、息子たちが大きくなった今、振り返って思うのは、「できる」を増やす前に、「知りたい」を育てることの方が大切だったかもしれない、ということ。
わが家の息子達は、漢字や計算はあまり得意ではありません。
でも、大好きなレゴのことになると、説明書を夢中で読み込み、自分で調べ、さらに複雑な作品に挑戦していく。
お気に入りのゲームでも、攻略法を調べながら試行錯誤を繰り返し、気がつけば親が驚くほど上達していました。
興味のあることに対する子どもの吸収力は、本当にすごいものです。
「もっと知りたい」という好奇心こそが、子どもを自ら学ぶ姿勢へと導き、「できない」を「できる」に変えていく原動力になるのだと思います。
ワクワクした記憶が、好奇心を育てていく
好奇心が子どもを成長させるのだとしたら、その気持ちはどこから生まれるのでしょうか。
振り返ってみると、息子たちが何かに興味を持ったきっかけは、いつも親子で楽しんだ時間の中にありました。
同じものを見て笑ったこと。
「なんでだろう?」と一緒に考え、驚き合ったこと。
同じクイズでも、一人より、大好きな人と考える方が、何倍も楽しいものになります。
子どもは、私たちが思う以上に、ママやパパと気持ちを共有する時間が大好きです。
親子で笑い合い、夢中になって考える。
そんなワクワクした記憶があるからこそ、子どもの「もっと知りたい」という好奇心が、少しずつ育っていくのかもしれません。
「ぱちぱちるんるん」が作り出すもの
最近は、家族みんなが忙しくなり、それぞれ別の画面を見ている家庭も増えています。
だからこそ、親子で同じものを見て、一緒に笑う時間は、実はとても贅沢なものなのかもしれません。
「ぱちぱちるんるん」は、親にとっては懐かしく、子どもにとっては新しい。
小さなワクワクを親子で積み重ねながら、子どもの好奇心をそっと育ててくれる番組です。
そしていつか、
「あれ、楽しかったね」
そんなふうに笑い合える思い出を、家族の中にひとつ増やしてくれる。
そんな、あたたかい番組だなぁと思っています。
著者:すみれ(お受験ママインフルエンサー)
息子2人の小学校受験を経験。子ども一人ひとりの個性に寄り添った教育を実践し、長男は名門国立小学校を経て最難関中高一貫校へ進学。Instagramフォロワー5.3万人。教育ママコミュニティー「E_fam」を立ち上げ、情報発信や交流の場づくりを行っている。
