初めて手に入れたCDは『日本の恋と、ユーミンと。』だと明かしてくれた上垣アナ。インタビュー後半では、さらに思い出のCDや楽曲について掘り下げていきます。

上垣皓太朗アナの思い出のCDは『大吟醸』『君の名は。』

左から)上垣アナの思い出の品。中島みゆきのベストアルバム『大吟醸』(1996年)、
『君の名は。』(2016年/音楽:RADWIMPS)のサウンドトラック

――今回、音楽にまつわる思い出の品としてCDを持参してもらいました。新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』(2016年/音楽:RADWIMPS)のサウンドトラックと、中島みゆきさんのベストアルバム『大吟醸』(1996年)の2枚ですね。

入社に伴い上京する際に、実家から持参しました。『君の名は。』は、高校1年生の時に映画館に観に行ったのですが、感動して計2回観ました。映画の中で音楽が印象的に使われているシーンが多く、このCDを買えば映画を観ていた時の気持ちを思い出せると思い、購入しました。

『大吟醸』は、親が購入して家にあったものを、自分の部屋に隠し持っていた1枚です。中島みゆきさんの曲は、夜や早朝に聴きたくなります。早朝といっても夜が明ける前ぐらいの、薄明(はくめい/夜明け直前の薄明るい時間)より少し前の時間帯のイメージです。

人々が寝静まっている時間でも眠れず、夜に取り残され、暮らすのがあまり上手じゃない人たちに向けて音楽を届けてくれている気がして。『旅人のうた』『狼になりたい』『空と君のあいだに』『最後の女神』『悪女』といった曲は、真夜中や早朝に聴くと本当にいいんです。

――今もそういった時間に聴いていますか?

今は、あまり聴く時間がないかもしれません。社会人3年目になり、「ちゃんとしなきゃ」という会社員スイッチが入っているというか、決められた時間に働き、それ以外はしっかり休養する生活をしています。そうなると、中島みゆきさんの楽曲を夜中に急に聴き出すことは、今の生活に馴染まなくなってきました。

中島みゆきさんの曲は、思春期の悩ましい時期の気持ちを慰めてくれた曲ということで、自分の根底にずっと存在してくれています。

『めざましどようび』上垣皓太朗アナによる手書きの選曲リストの一部

――『めざましどようび』の上垣アナのコーナーでは使用曲の選曲も担当していました。リストの一部を持参してもらいましたが、懐メロからクラシックから最近のアイドルの曲まで、ジャンルが幅広いです。どのようにこれだけの曲を知るのでしょうか?

最近の自分に親しみがある曲をリストにしています。誰かに勧めてもらったり、大学時代にドライブしていてたまたまラジオから流れてきて、「いいな」と思った曲だったりします。特に、くるりの『琥珀色の街、上海蟹の朝』(2016年)などは、ドライブの時にかかっていたなという思い出があります。自分の中で、一曲一曲にシーンが浮かぶ感じかもしれません。

――最後に、「ここぞという時」に自分を盛り上げる曲を教えてください。

自分を盛り上げる…『ロッキーのテーマ』(1976年の映画『ロッキー』の主題歌)を聴きながら出社するみたいなことでしょうか…。(しばし考え込み)小雨が降っている時は、荒井由実(松任谷由実)さんの『ベルベット・イースター』(1973年)を聴くのが好きです。歌詞と歌声が、柔らかな雨が降る様子と絶妙にマッチする気がしています。質問の趣旨からは外れてしまいましたが(笑)。