『トクメイ!警視庁特別会計係』第10話より、橋本環奈さん、沢村一樹さんよりコメントが到着しました。
カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ、橋本環奈さん主演『トクメイ!警視庁特別会計係』が放送中。
緊縮財政を強いられた警察組織は、かねて警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署で、捜査費などにメスを入れる「経費削減」テストを行うことを決めます。
そんな経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って、本庁から派遣された特別会計係の女性警察官・一円(はじめ・まどか/橋本環奈)でしたが、そこで待ち受けていたのは、無駄な器物破損やいかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署のひとクセもふたクセもある個性豊かな刑事たち。
「捜査に金は必要だ!」と話す刑事たちと、ときにぶつかり合い、ときに協力して、次々と起こる事件を解決へと導く新しい警察エンターテインメントです。
第9話では、湯川班が窃盗犯係の真壁(安藤嗣海)を脅迫者Xとして逮捕しましたが、取り調べで真壁は、「Xは僕だけじゃない」と言い、何者かの名前を口にしました。
第10話では、片桐(米本学仁)を殺したのは湯川(沢村一樹)の指示だったという真壁の供述により、湯川に殺人教唆の疑いで逮捕状が出されます。
円(橋本)は、湯川が殺人を犯すわけがないと、無実を証明しようとしますが、なぜか湯川班は乗り気ではなくて…。
さらに、次々と明らかになる湯川が犯人であるという状況証拠。無実を証明するどころか、完全に行き詰まった円は、ある場所へ向かいます。
最終回まで残り2話となった『トクメイ!』。かつて経費削減をめぐってぶつかり合っていた円(橋本)と湯川(沢村)は、いつしか互いが欠かせない存在に。唯一無二のバディへと成長した2人に待ち受ける衝撃の結末とは…。
そんな橋本さん、沢村さんに話を聞きました。
『トクメイ!警視庁特別会計係』第10話は、12月18日(月)22時より、カンテレ・フジテレビ系で放送されます。
<橋本環奈 コメント>
――ここまで一円を演じてきていかがですか?
すごく遊びがいがあるキャラクターなので、私自身のびのびとやらせていただいています。『トクメイ!』の刑事課のチームが本当に和やかなので、それが画に出てくるというか。回を重ねるごとに、作品のストーリー的にも、私たちの仲も深まっていって、すごくチーム感が出ている感じがします。
――演じるうえで、意識していることは?
経費において一円のズレも許さないという性格で、何にでもきっちりしている一方、災難に巻き込まれるどんくささもあり、そこのバランスは大事にしたいと思って演じています。
あと、会計に関する用語など難しい言葉のセリフが多いんですけど、円はフランクにしゃべることがあまりなくて、基本敬語なので、言い回しに気をつけています。
滑舌よく言わないと聞き取りづらい言葉が多いけど、かと言って円のキャラクター的に、ゆっくりしゃべりたくないので、少し苦戦しつつも頑張っています。
――バディを組む、沢村さんの印象は?
沢村さんは、共演してみてステキだなと思うことばかりです。初日から、「10年来の仲だったかな?」と思うくらいの距離感と全然気を遣わない雰囲気を作ってくださり、目上の方に「かわいい」とか言ったらいけないと思いつつ、沢村さんや鶴見(辰吾)さんのおちゃめな部分が愛らしくて、ご本人に「めっちゃかわいい!」って言ってしまっていて(笑)。
でも、そんな関係性を築けるのは、いつも温厚でやさしい、沢村さん、徳重(聡)さん、鶴見さん、(佐藤)二朗さんなど、大先輩たちの空気作りなのかなと思っています。
その中でも沢村さんは、誰しもがついていきたくなるような、そんな背中を見せてくれる方。物語の後半になるにつれて須賀さん(佐藤)がよく言う、「一さんと湯川はやっぱり似てるね」という言葉がすごく好きで。まったく違うキャラクターに見えて、正義に対して曲げたくない気持ちなど、芯の部分が似ている。だからこそ、凸凹と言いつつ、いいバディが組めているんじゃないかなっていう部分が、この『トクメイ!』の中でも、主軸になってくると思います。
意識しなくても、バディ感が出てきているのは、本当に沢村さんの人柄のおかげだなと思います。
――ほかのキャストのみなさんから、和気あいあいとした空気が流れているのは、橋本さんのおかげでもあると聞いていますが、現場で心がけていることはありますか?
いつもなら考えたりするけれど、今回はまったくないです(笑)。こんなに楽しく臨める現場あるんだっていうくらい、すごく恵まれているなと思います。この作品の和気あいあいとした空気感を作るには、最高のキャストだったなと思うくらい。
だから、何も考えずに、ただいて、しゃべっているだけ(笑)。 こんなに前室でしゃべり続けていることないなっていうくらいしゃべっているし、みんなが気さくに、明るくいられることが、すごくいいなと思いますね。
――最近の撮影現場でのエピソードを教えてください。
須賀さんが、円をかばって長年務めた警察を辞めていくという第8話のシーンを、二朗さんも大事にしてくださっていて。10年近く一緒に仕事をやらせていただいて、二朗さんのお芝居のステキな部分をよく知っているからこそ、台本を読んだときに、二朗さんに重ねて、想像するだけで泣けてきました。
この撮影のときに、私が一度だけセリフをかんでしまったのですが、二朗さんが「このまま続けて」って言ってくださって。そのときのお芝居の空気を壊したくないと思っていたので、その言葉がうれしかったし、須賀さんを演じる二朗さんの表情がすごく絶妙で、やっぱりステキだなと再確認しました。
二朗さんのお芝居に対しての思いは人一倍強いし、「これはこうした方がいいんじゃないかな」とか、よく考えてきているんですよね。見ていて勉強になります。
――第10話の見どころ、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
最終局面に入り、刑事課のみんなそれぞれが大活躍しています。二朗さんと沢村さんが、第9、10話は全然出ていなくて、“ギャラ泥棒”って言われているくらい(笑)、刑事課の面々が活躍していて、仲間の熱い思いがあふれています。 そして、第10話の衝撃のラストは、絶対に見逃してほしくないです!
<沢村一樹 コメント>
――ここまで湯川哲郎を演じてきていかがですか?
無意識のうちに、プライベートでもこのキャラクターを引きずっていることがあって、普段、友人や家族といるときの言葉遣いもちょっと乱暴になってしまっているんですよ(笑)。
でも、僕自身とは全然違うキャラクターなので、演じていて楽しいです!できれば、『トクメイ!』パート2とかあったらいいのになって思っています。
――演じるうえで、意識していることは?
現場に入ると、湯川班のメンバー、円、須賀がいるので、スイッチが変わりますね。湯川班といるときは偉そうだし、須賀と2人のときはまた違う湯川だし、中塚副署長(鶴見)といるときはさらに少し違う。
あまり意識はしていなくて、自然とそういうふうになりますね。小銭もどのポケットに入れるか決めていないから、いろいろなところに入っています(笑)。
――バディを組む、橋本さんの印象は?
今回初めての共演だったのですが、橋本さんはまったくブレがないし、自分の好きなものと嫌いなものをはっきりわかっている。円役が橋本さんでよかったと感じる瞬間は、いっぱいあります!
ちっちゃい円が、でっかい男たちの中で戦っているさまが、こっちもやっていて面白いし、気を遣わないんですよね。彼女も、気遣っているのかな?っていうくらいなので(笑)、こっちも気を遣わなくてラクです。
あと、ものすごいセリフの量で、セリフの内容も難しいんですよね。それを平気で簡単にこなすので、「長セリフだけど大丈夫?」とか、そういう心配がまったくいらなくて、僕らもキャラクターそのままでいられますね。
――最近の撮影現場でのエピソードを教えてください。
佐藤二朗さんと2人だけで芝居するのは久しぶりだったので、どういうふうに演じてくるんだろうっていうのも楽しかったし、撮影終盤までオープニング映像を撮る現場は初めてで、新鮮でしたね。
あと、福井(晶一)さん、橋本さん、佐藤二朗さんと4人で足利市役所の屋上でロケをしたときに、ミュージカル俳優で、ずっと舞台に立ち続けている福井さんに「千の風になって」を歌ってもらいました。
あの本家本元とはまた違う歌い方で歌ってくれて、素晴らしかったですよ。それで驚いたのが、そのあとに佐藤二朗さんにも歌わせたんです。
そうしたら、めちゃくちゃ上手なんですよ!「その流れいらないよ~」って、総ツッコミでしたけど(笑)。
佐藤二朗は、お芝居だけじゃなくて歌もうまい。それが、僕の最近の印象に残っているエピソードです(笑)。
――第10話の見どころ、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
今まで湯川の指示で動いていた湯川班が、自分の意志で、他の警察官の力を借りずに、湯川チームとして水面下で捜査します。
これまでとは違う“『トクメイ!』の捜査”が見どころのひとつとなりますので、ぜひご覧ください!
あと…JPのパートは、お手洗いタイムって書いておいてください!自分の名前が出てきたら、おいしいと思うので(笑)。
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