アートの力を必要としている企業と、東京藝大生をマッチングします。
『藝大よ、地球を救え。』(11月26日/フジテレビ ※関東ローカル)第2弾が放送されます。
この番組は、今年6月に放送した、東京藝術大学客員教授であるさだまさしさんと、東京藝術大学教授である箭内道彦さんが発起人となって企画したことがきっかけで始動。
アートの力を必要としている企業と、才能あふれる東京藝大生をマッチングさせ、「アートの力で世の中を変えていこう!」という、史上初の東京藝大のバラエティ番組です。
前回に引き続き、長田庄平(チョコレートプラネット)さん、向井慧(パンサー)さんが進行を務めます。
この先人間国宝の可能性すらある、そんな才能の持ち主たちが番組に参加。さまざまな社会課題に対して、アートがどのように関わっていけるのか。解決にどうアートが関わっていけるか。
企業や自治体の課題を知り、そういった方々が求めるものを、藝大生たちはいかにしてアート作品として昇華させていくのか。
そして企業は、誰の作品を選ぶのか。まだ見ぬ才能が世の中を変える、そんな可能性を感じる番組です。
それぞれの企業の思いと才能あふれる藝大生をマッチング
1つ目は、自治体「大磯町 産業観光課」からの依頼。
自治体担当者から「愛をテーマにしたモニュメントを作ってほしい」という依頼が届きます。世界的にも愛をテーマにしたスポットは、多くの人が集まる。そこで、大磯の魅力を一緒に発信してもらえる力をアートに求めているといいます。
そんな依頼に応える藝大生は、3人。大磯町を知るために地元の方々を取材し、その歴史を学びつつ、大磯ゆかりの要素を入れた作品作りに取り組みます。
2つ目は、すき焼きでお馴染みの「人形町今半」からの依頼。
社長から「企業理念を反映した、新しいオリジナルグッズを作ってほしい」というなかなか難しい依頼が。
すき焼きという切り口で世の中を良くしたいと考えている「人形町今半」。黒毛和牛一頭まるまる仕入れ、そのすべてを余すことなく使い、無駄にしないという考えのもと、食育をはじめ素晴らしい食文化を築くことをモットーにしています。
そして、素晴らしい食文化を築くためには、お客さまに喜んでもらわないといけない、すき焼きを食べる際に「ときめいてもらいたい」という思いが伝わるようなオリジナルグッズを作ってほしい、という依頼です。
このテーマに手を挙げた藝大生は、2人。「人形町今半」の思いを反映したオリジナルグッズを考え、社長へプレゼン。するとその場で、社長の目から涙が。その涙のわけとは?藝大生2人が出した答えとは。
3つ目は「千葉県鴨川市にある地元愛あふれる企業」からの依頼。
地元の商業施設から「SNSで映えるフォトスポットを作ってほしい」という依頼が寄せられます。
今年の春にオープンした今回の施設は、エリア内に3棟のガレージがあり、それぞれに特徴が。鴨川の海産物を使った浜焼きを味わえるエリア、地元の旬の野菜を販売するエリア、自家醸造のビールを鴨川の美しい景色とともに味わうことができるエリアと、バラエティに富んだ観光施設。
ただ、鴨川自体の観光客数が年々減少しており、「集客につながるフォトスポットを作りたい」と考え、今回番組に応募。社長の思いを実現できるのでしょうか。
この依頼に挑む藝大生は、今回最多の5人。施設を訪れると、そこには鴨川市観光協会会長をはじめとする長年鴨川を支え続けているおじさま方が。
そんなみなさんから鴨川の魅力や地元の方々の思いを耳にし、各々の中での作品のイメージを作っていきます。
はたして、藝大生の手によって、どのようなフォトスポットができあがるのでしょうか。
『藝大よ、地球を救え。』(関東ローカル)は、11月26日(日)12時より、フジテレビで放送されます。
<さだまさし コメント>
今回で2回目ですが、素晴らしい番組がこれから先、できそうな予感がしました。前回もそう思ったのですが、今日でそれが確信に変わったというのかな。楽しかったです。毎週見たい感じですが、それは準備が大変か(笑)。
<箭内道彦 コメント>
2回目の収録が無事にできて、ホッとしています。アートというものは、みなさんから見て、敷居が高かったり、難解だったりするイメージがあると思いますが、そういうものだけではないことが伝われば、と思っています。
みんなと一緒に楽しんだり、笑顔を増やしたり、一緒に作れたり、一緒に考えたりするものもある、ということが、この番組を通じて、藝大の魅力とともに、アートの力とともに伝えることができたのではないかと思っています。
<長田庄平 コメント>
この番組、2回目にして、すごい進化を遂げたのではないかと思います。前回エントリーしてくれた学生がリベンジしていたことも感慨深いところでもあります。僕が想像する、はるか上のアイディアが出てくるので、藝大生ってスゴイなと、毎回驚かされます。
<向井慧 コメント>
第2回目の『藝大よ、地球を救え。』。やはり“地球を救え”というのはかなり大きなタイトルだと思っていましたが、実際見てみると、アートにはそれくらいの力があると感じました。
今回は、お店だけではなく、街がエントリーしてくれたなどもあり、どんどん救える範囲が広くなってきているのを感じました。
今後、ぜひ、どんどん規模を大きくしていけるのではないかと。それこそ、日本だけではなく、海外やいろんなところに飛び出せる可能性があると感じました。
ぜひ、第3回を迎えられたらなと思っています。
<番組概要>
『藝大よ、地球を救え。』
放送日時:11月26日(日)12時~(関東ローカル)
出演:
さだまさし
箭内道彦
長田庄平(チョコレートプラネット)
向井慧(パンサー)
企画:木月洋介(フジテレビ)
演出:山森正志(株式会社E&W)
チーフプロデューサー:竹岡直弘(フジテレビ)
制作協力:株式会社E&W
制作著作:フジテレビジョン
(敬称略)