<小日向文世 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

最初台本を読んだとき、正直よくわからなかったです(笑)。最初は、オカルト系の感じかな?とかUFO系なのかな?とか勝手に思ってたんですけど、予想外の真実が隠されていて、面白かったですね。

あとは、脚本家の黒岩勉さんとは何度もご一緒しているので、スタッフ・キャストのみなさんをはじめ、楽しいメンバーとご一緒できるのはうれしいですね。

――宇喜之民生という役について教えてください。

役の設定を自分に落とし込んでリアリティを持てるか持てないかがポイントだなと思っていますが、なかなか難しい役どころで、こんな役は今までにやったことがないかもしれません。

藤原くん演じる興玉が発する言葉も不思議で、「何者なんだろ?」と思う部分があります。そんな興玉と一緒にいる宇喜之も、実は不思議な部分があって…。

今は、(脚本の)黒岩さんが書いてくださったセリフをひねらずにストレートにスッと話すように意識しています。

中盤になってくるにつれ、いろいろと明らかになってくる事実が役に対しての変化に通ずる部分があります。なので、作品全体ができあがったとき、どんなふうになっているのか、今から楽しみです。

――共演者のみなさんの印象は?

藤原くんと広瀬さんとの共演は初めてなので、とっても楽しみだな、と思っていました。そんな2人とのシーンで、「いってきます」や「いってらっしゃい」と交わす、ささいな言葉もすごく特別な意味があるな、と思いました。

また、福本さん演じる豊玉は空気を変えるというか、見ているだけで溺れさせるような部分がありました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

今まで見たことのない作品だと思います。謎めいた部分がたくさんちりばめられていて。物語のキーマンとなる“ヒルコ”とは?どんな戦いを見せるのか?

想像のつかない…最後はどんな結末を迎えるのか注目して、最後まで見続けてほしいな、と思います。