NHKと民放キー局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)は、今年も局の垣根を越えて気候危機へのアクションを起こします。

9月10日、各局のキャスターがNHKに集まり、そろって会見が行われました。

NHKの高瀬耕造アナウンサー、日本テレビの鈴江奈々アナウンサー、テレビ朝日の山口豊アナウンサー、TBSの日比麻音子アナウンサー、テレビ東京の松丸友紀アナウンサー、フジテレビの安宅晃樹アナウンサーが出席。

「1.5℃の約束」オリジナル動画の公開とスペシャル番組の放送を発表

会見で発表されたのは、6局が連動して制作した「1.5℃の約束」オリジナル動画の公開と、スペシャル番組『1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために』(9月24日10時05分~/NHK)の放送です。

この「1.5℃の約束」は、昨年から始まった国連と「SDGメディアコンパクト」加盟メディアによる共同キャンペーン。

NHKと民放5局は、このキャンペーンに参加しており、気候危機を食い止め、脱炭素社会を実現するために連携して取り組んでいます。

今回、会見に合わせて公開となったオリジナル動画では、一人でも多くの人に気候危機について考え、行動につなげてもらうきっかけを届けるため、キャスターやキャラクターが、今すぐできるアクションを呼びかけています。 

左から)高瀬耕造NHKアナウンサー、鈴江奈々日本テレビアナウンサー、林美沙希テレビ朝日アナウンサー、日比麻音子TBSアナウンサー、松丸友紀テレビ東京アナウンサー、安宅晃樹フジテレビアナウンサー

この動画の収録が行われたのは、猛暑日が続いた8月末。

NHKのスタジオには、各局のアナウンサーだけでなく、各テレビ局のキュートなキャラクターたちも勢ぞろいしました。

愛らしいキャラクターたちがスタジオに入ってくると、ピリっとしていたスタジオの空気も一変!キャラクターたちがお互いに「久しぶりー!」と言わんばかりに触れ合い、挨拶を交わす場面には、大人たちスタッフも大興奮、あっという間にスマホによる撮影大会に。

とても和やかな雰囲気のなかでの収録となりました。

左から)どーもくん、そらジロー、ゴーちゃん。、Boona、ナナナ、ガチャピン

今回の収録では、スタジオのセットなどにも環境にやさしい配慮がされています。

美術セットに使われているのは、廃棄衣料や古紙、廃プラスチックからつくられた再生ボードなどリユース・リサイクル素材。照明はLEDにし、環境負荷を減らしています。

水も、紙パックです。

さらに、スタジオの入り口には張り紙が。ここに書かれているのは…

・プリントアウトは最小限にしましょう

・できるだけ公共交通機関を利用しましょう

・空調の温度管理に気をつけ、省エネルギーの工夫をしましょう  

といったメモ。

これは、「グリーンメモ」と呼ばれ、環境への意識を高めるための目標や具体的な取り組みを記すことで、出演者・スタッフと共有しているんです。

「1.5℃の約束」の取り組みに初めて参加した、フジテレビの安宅晃樹アナウンサーは「連携して取り組むことで、新たな気づきがあった」と語りました。

左から)高瀬耕造NHKアナウンサー、鈴江奈々日本テレビアナウンサー、山口豊テレビ朝日アナウンサー、日比麻音子TBSアナウンサー、松丸友紀テレビ東京アナウンサー、安宅晃樹フジテレビアナウンサー

<安宅晃樹 コメント> 

「 “言葉を紡いでいく”アナウンサーとして、気候危機について伝えるうえで、共通する悩みを抱えていることがわかり、各局のみなさんとは初めて会ったとは思えない距離感で本音トークすることができました。地球温暖化については、我々テレビ局も含めて、100点満点でなくても進み続けることの重要性を感じました」 

今年は世界的に記録的な猛暑となり、各地で災害も頻発しています。

国連のグテーレス事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」と警鐘を鳴らしています。

気候危機へのアクションをみんなで一緒になって起こすことで、その力はさらに大きなものとなります。小さな一歩でも今すぐできることを!!

国連YouTube ※ステートメント動画 1分半

国連YouTube ※15秒ショート動画×3種類

動画は国連のHPで見ることができます。

https://youtu.be/393nqv2Uci8

https://youtu.be/Bf-GakEuN7Q