三浦選手に木原選手が薦めたブレード「怖い」「絶対落とさない」
木原選手とペアを組んだ三浦選手には、当初「木原選手のスピードについていけない」という悩みがあったといいます。
山一ハガネ・寺西基治代表取締役社長:
どうしてもスピード感が合わない、その時に木原選手の方から璃来選手に「このブレードつけてごらん」ってことで。そしたら璃来選手が「すごくスピードが出るので怖い」ということをおっしゃったらしいんですが、「大丈夫だよ!絶対落とさないから!」と(木原選手が答えて)練習が始まったと。
通常女子フィギュアの選手は、より軽いブレードの方が技が成功しやすいと言われています。
しかしペア競技は男子選手とのコンビネーションこそ生命線。スピード感を合わせることも重要なため、三浦選手は慣れ親しんだブレードからの変更を決断。
そして2022年の北京オリンピック。
三浦選手は木原選手のスピード感に置いていかれることなく大技を連発し、日本人ペアとして初めて入賞を果たしました。
「破損しないブレード」を目指していた石川さん。
試行錯誤の末、50種類以上の特殊な鋼から選ばれたのは、「日本刀」をルーツにもつ、硬くてしなやかな「ヤスキハガネ」という素材でした。
この鋼の持つしなやかな特性で、ひと蹴りの伸びが他のブレードと全然違うといいます。
石川貴規さん:
やっぱり「スピードが出る」って毎回、言っていただけます。
そして2026年ミラノ・コルティナオリンピックの舞台へ…。
寺西基治社長:
真っ白です。涙が止まらない、本当に。もうただただ嬉しいだけ。
石川貴規さん:
すごいことをやったんだなという直感ですね。
寺西基治社長:
もちろん彼らのペアの演技を見れなくなるのは、残念な部分、少しはありますけど新しい門出というかすごく明るい気持ちになりますね。
石川貴規さん:
競技界は引退されますけど、プロスケーターだったりショーだったりコーチとしてやられると思うんですけど、いろんなところでリンクに立たれるという意味合いでは、我々のブレードを使っていただけるということで、引き続きサポートしていこうという気持ちでいます。
(『ノンストップ!』2026年4月22日放送より)
