松本人志さんの想定とは、大きくかけ離れた展開が待っていました。

8月11日(金)、『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)が放送されました。MCは、松本人志さん、さまぁ~ず(三村マサカズさん、大竹一樹さん)。

ゲストには、伊藤俊介(オズワルド)さん、陣(THE RAMPAGE)さん、SUGIZOさん、和田明日香さんが登場しました。

左から時計回りに)伊藤俊介、SUGIZO、三村マサカズ、松本人志、大竹一樹、和田明日香、陣

SUGIZOの火星移住計画に「最後に言ってもらえないですかね」

松本さんは、「ベタな質問ですが、最終(人生の最後)、どこに住みたいですか?」と、問いかけました。

地元の尼崎に帰るか、と聞かれた松本さんは「それは考えるよね。さまぁ~ずは、暖かいところが好きでしょ。ハワイとかもあるのかな」と語り、そんなテンションで始まりましたが…。

SUGIZO:僕は、テクノロジーとの駆け引きなんですけど、火星に住みたいんです。

松本:(驚いた表情で)テクノロジーとの駆け引き!?

SUGIZO:イーロン・マスクの「スペースX」という会社が、すでに人類の火星移住の計画を進めていて。2030年代には、最初の入植ができそうだとか。僕は、晩年に火星に移住して、そこで骨を埋めたい。

SUGIZO

松本:あのぉ…「火星に住みたい」は、最後に言ってもらえないですかね。

三村:こっから「湘南」とか言いにくい!

三村マサカズ

一同:あははははは!

SUGIZOさんのこの発言から、今回は『ツマミになる話』がいつもと違ったテイストに…。

SUGIZO:生きていれば、80歳くらいですね。今から30年後。金額が問題で。今、「10億円です」と言われたら難しいですけど、30年後に「1000万円です」と言われたら行けるよなとか。5000万円でも行くな、とか。結構、現実的に考えてます。

一同:…。

松本:…1人で、すごいしゃべりますね。

一同:あははははは!

伊藤:SUGIZOさんのターンなんだから!当たり前じゃないですか!

伊藤さんが「一言で終わったら、どうするんですか!『火星』って言われて、理由も言ってくれなくて」とツッコむと、みな大ウケ。

「『カセー』って(ぶっきらぼうに一言だけ)言われてもな」(松本)、「気になってしょうがない」(三村)と笑い合い、SUGIZOさんは「それはそれで、おもしろいですけどね」と苦笑いしました。

和田明日香も加わり、テーマが壮大に

火星の話から一転、伊藤さんは「地元の千葉に帰りたい」といい、同期の芸人・ぬまんづが、地元の沼津(静岡)に住んでいて「めっちゃくちゃ楽しそうなんですよ!悪くないなと思った」と語りました。

伊藤俊介

その流れから、地元に戻る話になりましたが…。

和田:でも、あの…いいですか。

と、ここで和田さんが突然、別の角度から話を始めました。

和田:「南海トラフ地震が来る」って、すごい言われてるじゃないですか。首都圏は離れておいたほうがいいみたいな。今のうちから、第二の故郷を作っておいて、そっちとも関係性を作っておいたほうがいいみたいな。なので、(松本さんは故郷の)尼崎に帰ったほうがいいですよ。

和田明日香

松本:テーマが大事(おおごと)になってる!

一同:あははははは!

伊藤:“酒のツマミ”っていうか、“昼の会議室”で話すような話ですよ!

松本さんは、再び「僕のテーマが大事(おおごと)になってきている」とつぶやきましたが、それでも和田さんは話を続けて…。

和田:変なオカルトとかではなくて。「バカの壁」の養老(孟司)先生が本気でおっしゃってるんです!

松本:(うなだれる)

和田:2038年には、日本が大きな転換期を迎えるから。養老先生が言うには、福岡がいいみたいな…。

SUGIZO:でも、福岡は豪雨がすごいですよ。

松本:(うなだれて笑ってしまう)

SUGIZO:やはり、地震がないところがいいんじゃないですか。

和田:一極集中は、怖いですよね。

SUGIZO:日本は無理ですよ。地震大国なんで。

和田さんの主張に、SUGIZOさんが加わり、2人は真面目にトーク。松本さんは、両手で顔を覆い笑ってしまいました。

「大変な問題になってきましたね」(三村)、「何、この…」(伊藤)、「とんでもないテーマに…」(大竹)と、芸人勢が動揺し、松本さんは「軽く話したかったのに」と困惑しました。

(右)松本人志

陣は酔っ払って「東京が一番安全なんですよ」

思っていたのと違う方向に進んでいったため、仕切り直すように陣さんに話を振りましたが、収録前にウオッカを10杯も飲んでから参戦した陣さんもまた酔っ払っていて…。

陣:出身は大阪ですが、晩年は東京都内がいい。ねぇ?さっきも「テクノロジーが」っておっしゃっていましたけど…(と言って、伊藤さんを指す)。

伊藤:俺、言ってないっす。

SUGIZO:(発言したのは)俺!(と、挙手)

一同:あははははは!

松本:なんで間違うねんっ!SUGIZOさんが「俺!」って。

陣さんは苦笑いであわてて謝罪のポーズ。SUGIZOさんから「最初からウォッカ飛ばしすぎなんじゃないですか」と言われてしまいました。

改めて、陣さんは住むなら都内がいい理由を「テクノロジーが発展してるから」と語りました。

陣:経験したことない病気になったときに、たぶん、東京都内が(医療の点で)一番優れてるんですよ。経験したことない病気、あります?(と、伊藤さんを見つめて…)

伊藤:なんだ、地獄のフリしやがって!マジかよ!(と、急な振りに動揺)

松本:なはははははは!

三村:ありますか?

伊藤:ねぇよ!ねぇから、俺は千葉に住むんだよっ!

一同:(笑)

陣:(笑いながら)だから、東京が一番安全なんですよ。

松本:医療の問題ね!

和田:(陣さんに)でも、地方にいたら、経験したことない病気になんかならないかもしれないじゃないですか。人口が密集してるから…(と、話に加わる)。

松本さんは、思わず「なんか『朝まで生テレビ!』みたい」と言って、あきれ顔。

伊藤:こんなに揉めると思って、(この話題)提案してないですよね。

三村:もっと、「ハワイ!」とか。

大竹:バカみたいなやつね。

大竹一樹

その後も、なぜか再び火星の話になる展開もあり、松本さんは「全然、俺が描いてたトークテーマじゃない!二度と言わんとこ…」と嘆きました。