『真夏のシンデレラ』第5話完全版
蒼井夏海(森七菜)は、サップの展示会に参加するため、東京へ行くことに。その間、「Kohola」は、滝川愛梨(吉川愛)と小椋理沙(仁村紗和)が手伝ってくれることになっていた。
最近どこか様子がおかしい弟・海斗(大西利空)のことを気にしつつも、東京へ向かう夏海。
SNSで夏海とやり取りをしていた水島健人(間宮祥太朗)は、彼女が東京に来ていることを知って驚く。展示会の後は予定がないと知り、映画でも見に行こうと誘った。
一方、山内守(白濱亜嵐)は、佐々木修(萩原利久)のマンションに持ち込んでいた私物をすべて回収。本腰を入れて司法試験の勉強をする決意を固めたからだった。
守は、愛梨のスタイリスト試験が終わったら、Koholaの修繕を手伝った際の口論で傷つけてしまったことを謝ってデートに誘う、と修に告げる。「お前には負けねぇからな」。そう言って帰っていった。
サップの展示会後、手作りのおにぎりで食事をしていた夏海は、荷物を抱えて大変そうな妊婦を見かけ、彼女を手伝う。その際、夏海は、どこかにスマホを落としてしまった。
立ち寄った場所を探し回るがスマホは見つからず、途方に暮れる夏海。
健人は、仕事を終えて夏海に電話する。が、電話に出たのは夏海のスマホを拾った人物だった。事情を知り、夏海のスマホを回収した健人は、彼女を探しに行く。
夏海の名前を呼びながら探し回る健人。その声に気づいた夏海も声を上げ、気づいた健人に飛びついて喜ぶ。2人は、映画を諦め、健人が初めて建設の仕事で関わったというビルの屋上で夜景を楽しんだ。
別の日、スタイリストの試験を受けた愛梨は、途中まで順調だったものの、落としてしまったハサミをそのまま使うという失態をおかしてしまった。
一方、牧野匠(神尾楓珠)は、Koholaで恩師・長谷川佳奈(桜井ユキ)と再会。佳奈は、夫の異動でまたこの町に戻ってきたことを夏海に報告する。
佳奈から呼び出されたときに行けなかったことを詫びる匠に対し、佳奈は「牧野くんが好きなのは私じゃなくて、蒼井さんなんじゃない?」と返し…。
海斗から相談したいことがある、と連絡をもらったという健人がKoholaにやってくる。
そこに海斗が恋人の秋香(平澤宏々路)を連れて戻ってきた。海斗は、秋香に子どもができたから彼女と結婚する、と言い出す。
突然のことに驚く夏海と健人。夏海は、巻き込んでしまったことを謝り、父・亮(山口智充)に打ち明ける前に、もう一度、海斗と話し合ってみる、と健人に伝えた。
海を見ながらため息をついていた愛梨のもとへ、修がやってくる。合格祈願の花だといってマーガレットの花束を愛梨に差し出す修。愛梨は、もう試験は終わり、大きなミスしてしまったことを修に打ち明けた。
修は、落ち込んでいる愛梨を不器用に励ますと、先日、夏海や守のことで余計な発言をして愛梨を怒らせてしまったことを謝った。修の優しさを知って、仲直りする愛梨。
そんな2人の様子を、マーガレットの花束を持った守が見ていて…。
理沙は、息子・春樹(石塚陸翔)を連れて公園を訪れる。別れた夫・村田翔平(森崎ウィン)も来ることになっていた。するとそこに、早川宗佑(水上恒司)の姿が。ライフセーバー仲間とトレーニングをしていたのだ。
そこで宗佑は、春樹も連れて今度どこかに遊びに行こう、と理沙を誘う。しかし、理沙が返事をする前に、翔平がやってくる。理沙は、春樹の小児科の先生だといって宗佑を翔平に紹介した。
夏海と健人がKoholaで後片付けをしていると、秋香の両親が怒鳴り込んできた。
秋香の両親は、海斗の育て方を間違ったのではないか、と言って、亮だけでなく夏海のことも非難。見かねた健人は夏海を擁護するが、秋香の両親は耳を貸さない。
高校をやめて働くという海斗の真剣な思いを受け止め、土下座をして、自分が責任を持って秋香のことは大事にさせるから、と訴える夏海。亮も、夏海の横で土下座していた。
そのとき、嘘をついていることに耐えられなくなった秋香は、相手は海斗ではなく、二股していたアルバイト先の男性だと告白して…。
健人と一緒に海岸を歩く夏海は、土下座なんてカッコ悪いところを見せてしまった、と話す。そんな夏海に健人は、「カッコ良かったよ」と返した。自分には、そうやって誰かを助けることは出来ない、というのだ。
すると夏海は、東京で助けてもらったときのことを持ち出し、あのときの健人はヒーローに見えた、と告げる。
そこで健人は、東京で夏海と再会した際に、「夏海のことならいくらでも待てるし、どこまでも探しにいく」と言ったことに触れて、それは夏海のことが好きだから、と告白し…。