カンテレ『newsランナー』の人気コーナー「兵動大樹の今昔さんぽ」。

2016年4月、前身である「関西今昔ウォーカー」が開始してから、今年4月で10周年を迎えます。

兵動大樹さんと、『newsランナー』で情報キャスターを務める、谷元星奈カンテレアナウンサーがこれまでを振り返りました。

「兵動大樹の今昔さんぽ」の魅力とは

2017年3月より「報道ランナー」内で、現在の「兵動大樹の今昔さんぽ」にタイトル変更し、今日まで金曜日の名物コーナーとして放送を続けてきました。

左から)谷元星奈、兵動大樹

谷元:私は、新人のころから(兵動さんに)お世話になっていて…。入社1年目から3年くらい、10分ほどの中継コーナーをやっていたんです。私が中継コーナーで釣りに行ったとき、リハーサルではバンバン釣れて。「いけます!本番も任せてください」 と言っていたのに、本番では全然釣れなくて、兵動さんに助けを求めたんです。そのときに、兵動さんから「星奈ちゃん、引きは強いの?」と聞かれたんですけど、魚が食いつく “引き”の強さではなくて、自分の運の“ヒキ”のことだと思って「私ですか!?ヒキ弱いです!」と答えたら、すごくツッコんでくださって(笑)。

兵動:(どの放送回も)まぁ、楽しい中継でした。元気でね。もう元気やし、元気やし、元気。

――3月27日の放送で444回を迎えました。

兵動:えぇ!そうですか。そんなに、してるんやね。当初は、街で話を聞くと「『よ〜いドン!』やろ」って言われてたんですよ。それが、この2年くらいは「今昔さんぽやろ」って言ってくれる声があって。街でだんだん認知されて、話もしてくれるようになって、めちゃくちゃ助かるよね。

――2025年4月からは、東京ロケも始まりました。

兵動:やっぱり、すごいね。東京は、10mくらい向こうから、もう顔を伏せている方がいらっしゃるから「無理やん!」 って(笑)。場所が悪くて通勤時間に駅前やったから、みんな急いではるからやねんけど。関西は、さんざんしゃべってくれたあとに「まさか、これ撮ってんの?」って…。趣味で撮っているわけないやん!って、ツッコミがいのある方もたくさんいらっしゃる(笑)。人が面白いのは、やっぱり関西。

谷元:住んだことある街やよく行く場所でも「こんな歴史があったの?」と、毎回すごく面白く拝見しています。

以前の放送で、兵動さんがスコッチエッグを召し上がっていて、めちゃくちゃおいしそうだったんです。もうたまらなくなって、帰ってからスコッチエッグを作りました。兵動さんが食べたものを食べたくなる。その口になっちゃう。

冬に神戸・異人館のお店で、蒸した食パンのメニューを外で食べられていたんです。後日、同じお店に行ったら売り切れていて…。悔しくて、その日の夜に自分で作って、でも満足できなくて、次の週にもう1回行って、寒いなか同じ席で食べました。やっぱり、お店の方がおいしいし、兵動さんが食べた席でそれを思い出しながら食べるのが最高でした。

(店舗までの道のりが)結構急勾配(こうばい)の坂だったので、兵動さんは暑いなかとか寒いなか、こんな急勾配の坂や階段を歩いてくださるんだなって思いながら、拝みながら歩いていました。

いつも思ってるんですが、どうやったら、あんなふうに人の面白いところや、良いところを引き出せるんですか?

兵動:近所のおっさんに一人はおりそうな顔やから、みんなしゃべってくれるんやないかな(笑)。でもやっぱり、通りすがりだとしても「どこ行かはるんですか?」って、その人に興味がわくというか、一人ひとりの人生を聞くのって面白いなと思って聞ける。

普通だったら、絶対しゃべりかけないですよね。でも、しゃべりかけると「今日ちょっと病院に行っててん」「え、どこ悪いの?」って、そういう話ができるっていうのが醍醐味(だいごみ)。

その人その人の人生が一番面白いなって「今昔さんぽ」をして思う。それに対して真摯に向き合ってお話を聞かせてもらう、その人の人生をちょっと見せてもらうのが楽しいですね。