内海光司さんが後輩へエールを送りました。

舞台「ノサカラボ 神津恭介シリーズ『呪縛の家』」記者発表会が7月20日に東京・自由学園明日館 講堂で行われ、主演の林一敬(はやし・かずとし/ジャニーズJr.)さん、共演の濱田龍臣さん、手島麗央(ジャニーズJr.)さん、入山杏奈さん、内海さんが出席しました。

本作は、世界の名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」が、髙木彬光氏の推理小説・神津恭介シリーズを初めて舞台化。

天才探偵・神津恭介が新興宗教一家を襲う連続殺人事件に立ち向かう物語で、林さんらのほか、片岡鶴太郎さんが特別出演で参加します。

この日の記者発表会は、国の重要文化財でもある自由学園 明日館講堂で開催。厳かな雰囲気たっぷりの会場で、林さんらが公演の見どころを語りました。

左から)野坂実、手島麗央、濱田龍臣、林一敬、内海光司、入山杏奈

濱田龍臣 初共演の林一敬は「小動物を見ているみたい(笑)」

神津恭介役の林さんは、「2回目の主演なんですけど、今回は後輩の手島もいますし、先輩の内海さんもいるので、成長した姿をお見せできたら。役柄は天才ですが、僕自身は真逆だと思っているので、そこをどうやって演技で見せるかが課題」と緊張気味にコメント。

神津の親友で探偵助手的な存在でもある松下研三役の濱田さんは、「松下はストーリーにおいて潤滑油のような役どころ。緊迫した事件の中でちょっとした箸休めになれたら」。

濱田龍臣

事件の依頼人である卜部鴻一役の手島さんは、「外部の舞台出演が初めてなので、先輩たちにアドバイスしてもらえたらうれしいです」と初々しく意気込みを。

卜部土岐子役の入山さんは、日本とメキシコを行き来しながら活動する元AKB48のメンバー。「この舞台出演のために1年半ぶりに帰国しました。今回は片岡鶴太郎さんの孫娘役なので、『ヨガのお腹見せて』と言えるぐらい、おじいちゃんと孫みたいな関係性になれたら」と笑顔でコメントしました。

入山杏奈

内海さんは「自由学園園長の内海光司です」とジョーク交じりで自己紹介し、「僕も拠点がメキシコだったので」と、入山さんの挨拶をふまえて話し始め、すかさず共演者から「絶対に違います!」とツッコミが。

続けて「演出の野坂さんは非常にやさしい雰囲気の方なので安心しているんですけど、稽古になった途端、鬼のように怖くなる演出家さんも中にはいらっしゃるので、ちょっとドキドキしています」と苦笑い。

さらに、「カズ(林さん)とは昨年、ミュージカルを一緒にやらせてもらいましたが、今回主演でしょ?この前も主演だったし、調子づいてるんですよ(笑)」と後輩へ愛のムチをお見舞いし、林さんは動揺することしきり。

そんな内海さんに、林さんは「お父さんみたいな感じ。『パパ』って呼びたいぐらい」とすっかり頼りきっている様子をのぞかせました。

林一敬

また、座長の林さんの印象を聞かれ、濱田さんは「今日が『はじめまして』だったんですけど、面白い人だなって。小動物を見ているみたい(笑)」。

入山さんは「偶然にも林さんが先日主演された舞台を観ていて、とてもしっかりした役柄だったので素とのギャップがすごい」。

手島さんは「一敬くんとは3、4年一緒に仕事をしているのですが、ずっとこんな感じでソワソワしている人なので頑張ってほしい」とエールを。

内海さんは「初対面のときは『内海さん』だったのに、最近は『内海くん』ですからね。そのうち呼び捨てになりますよ(笑)」と終始イジりっぱなし。

しかし、「カズは歌も踊りも好きなんですけど、それ以上にお芝居に対する愛情がものすごく強い。これからどんどん吸収していくと思うので、野坂さんにいろいろ教えていただいて、新たな引き出しを作ってほしいなって。目の前で言うのも照れくさいですけど、そう思います」と、座組を引っ張る林さんへ温かいまなざしを向けました。