「TikTok上半期トレンド大賞2023」のミュージック部門賞を受賞したシンガーソングライターの有華さん。
今年1月にリリースしたメジャーデビューデジタルシングル「Baby you」が、かわいい曲調とダンスがZ世代を中心に支持を広げ、SNSの総再生数は58億回を突破。その人気は日本だけにとどまらずアジア各国でも話題に。そんな有華さんに『めざましテレビ』の鈴木唯フジテレビアナウンサーがインタビューしました。ここでは放送に入りきらなかった未公開部分も含めてお届けします。
<人気シンガーソングライター・有華「聞いてくださる方にエナジーを」>
<有華 インタビュー>
――(鈴木唯アナ)「Tik Tok上半期トレンド大賞2023」ミュージック部門賞受賞、おめでとうございます!
有華:ありがとうございます。今までオーディションなどいろんなものに参加しても賞というものを取ったことがなかったので、“がんばったで賞”みたいな気持ちですごくうれしいです。
――大ヒットしている「Baby you」に込めた思いを教えてください。
有華:この曲はただ、「あなたのことが大好きなの」という片思いの歌になっていて、好きっていう気持ちをかわいく表現できたらという思いがありました。
――確かに、かわいさと明るさの両方を兼ね備えている曲だと思いました。特にかわいいを込めた部分はどこですか?
有華:1番の歌詞は感情を乗せて歌うようにして、「わかるでしょ ねえ わかるでしょ」のところも、ちょっと攻めているというか強い気持ちを乗せています。
――実体験なども思い出しながら歌ったという感じですか?
有華:そうですね。マイクを相手に好きな人に言っている感じで、腰に手を当てて「わかるでしょ」と思いながら歌っていましたね。「気づいてよ」とか「わかるでしょ」という部分は本当にせりふで言っているような感じでレコーディングしました。
――世界でもヒットしていますね!
有華:本当に?っていうくらい信じられなくて、今までは日本のみなさんに届けていきたいという思いがあって、そんな中SNSを通じて違う国の方が日本語で歌ってくれたり踊ってくれたりしているのが信じられなくて、自分のことではないような感じで驚いています。歌詞の「気づいてよ」の“づ”の発音が難しいと思うのですが、みなさんが流ちょうに歌ってくれているんです。
海外の方からのコメントもすごくありがたくて。違う国の方が私のことを好きになってくれて、“この曲が好きだ”って言ってくれることが本当にうれしいです。それに私の小学校や中学校の先生から急にLINEがきて「がんばっているね!」とか「子供や孫も知っているよ!」などのメッセージをいただくと、多くの人に届いているんだなと実感しています。
――具体的にどの国の方が多いですか?
有華:タイとかインドネシアの方とか、ブラジルの方からもメッセージが来ました。その国の言語でメッセージをくださるんですけど、翻訳ボタンを押すと“ユカかわいい!”など出るので、ちゃんと届いています!
会社員時代の営業のお客さんが、今ではライブの観客に!
――家族の反応はどうですか?
有華:家族は本当に一番のファンとして応援してくれているので、この前も実家に帰った時に父が「お帰り」って言えばいいのに「ハロー」って言ってきて、英語の勉強をしなさいっていう感じで接してきました(笑)。
――そもそも歌手を目指したきっかけは何だったのでしょうか?
有華:もともと歌うことが大好きで物心ついた頃から歌手になりたいと思っていたんです。小さい頃はモーニング娘。が大好きだったのですが、親から「オーディションなどはまだだめ」と止められていました。シンガーソングライターとして活動したいと思ったのは、10年以上前にコンテストで落ちたときに審査員の方が「ピアノも歌もやるんだったら曲を作ってみたら」と言ってくれたのがきっかけで、そこから歌を作って活動をするようになりました。
――ご両親から歌手活動OKをもらってからの10年はどのような道のりでしたか?
有華:大学に進学したり、普通に会社員をやったり、いろいろな経験をして今があるんです。最初は年齢のことも考えて早くデビューしたいという気持ちだったのですが、大学生や社会人を経験したからこそ作れる歌や届けられるものがあると思います。その結果こういった賞をいただけて、本当に全部経験しておいて良かったです。
――学生や社会人の時は音楽活動と両立していたということですよね?大変だったのでは?
有華:大変だったと思うんですけど、すごく楽しんでやっていました。月曜から金曜は会社に行って、土日はライブっていうのをずっとやっていました。会社の人たちがすごく応援してくれて、会議中とかうたた寝しそうになったら「昨日、ライブだったもんな」って言ってくれて。その環境があったから今も続けられたのかなと思います。
――ちなみにどういうお仕事だったのですか?
有華:営業をしていました。そのときのお客さんもライブに来てくれて、縁だなと思います。
――今後の目標や展望など教えてください。
有華:今回、日本を飛び越えて私の曲を聞いてくれたことがすごくうれしかったので、日本以外でライブをしてみたいなという気持ちがあります。あと、ディズニーが大好きなので、ディズニーに関わるお仕事をできたらいいなというのが目標です。
会社員時代のぶっちゃけトークなど最後までサービス精神たっぷりに話してくれた有華さん。最後に鈴木アナと「Baby you」ダンスを踊ってくれました!