6月21日、映画「山女」の凱旋イベントが行われ、山田杏奈さん、森山未來さん、福永壮志監督が登場しました。

本作は、18世紀末の寒村を舞台に、過酷な運命に翻弄される 17歳の凛(山田)の生き様を描いたオリジナルストーリーです。

左から)森山未來、山田杏奈、福永壮志監督

山田さんは、自身の役どころについて「想像もできないくらい、いろんなものを背負っている女性。生まれた環境からして、すでに自分で解決しないといけないことを抱えていて、でもそれを当たり前として生きているので、たくましい女性だと感じた」と説明。

自身との共通点を聞かれると「“やってやるぞ精神”はある気がします。私は、よく『気が強い』と言われるのですが、そういうところは凛の強さに通じるのかな」と答えました。

一方、凛の運命を大きく左右させるキーパーソンの“山男”を演じる森山さんは、役づくりについて聞かれると「ただ神格化された存在でなく、どういう出で立ちで、どういう居住まいなのか、といったことを福永さんと話し合いながらつくりあげました」とコメント。

福永監督は、森山さんについて「“山男”の造形やバックストーリーを一緒につくりあげることができて、本当にお願いして良かった。森山さん以外だったら難しかったんじゃないかと思う」と太鼓判を押しました。

“山男”を演じた森山さんの印象について、山田さんは「台本に“山男“と書かれていて、どういう風にやるんだろうと思っていたのですが、現場で歩いている姿や、呼吸をしているところを見て、まるでトトロに出会ってしまったみたいな。本当に大きい動物に会ったような説得力を感じました」と表現。

“トトロ“に例えられた森山さんは、山田さんの例えに困惑しつつ「まあ…そう、なのかもしれない..」と笑顔を見せました。