濱家隆一さんが、先輩芸人の番組出演に大反対しました。

5月19日(金)、『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)が放送されました。MCは、松本人志さん、かまいたち(山内健司さん、濱家隆一さん)。

ゲストには、でか美ちゃん、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)さん、蛍原徹さん、山本彩さんが登場しました。

左から時計回りに)ナダル、山本彩、濱家隆一、松本人志、山内健司、蛍原徹、でか美ちゃん

才能がある後輩として名前が挙がったのは…

ナダルさんは「才能があると思ってる後輩を聞きたい!」と切り出しました。

ナダル:人の評価を、結構、気にしちゃうというか。別に、知らんやつに悪口何言われても、なんとも思わないですけど、身内にどう思われているのかっていうのが。

ナダル

濱家:なるほどな。

ナダル:それこそ、芸人って身内みたいなものじゃないですか。こんな機会しかちょっと聞けないなと思ったので。いろんなジャンルの、後輩で、才能あるなっていうやつを聞きたいです。

蛍原:やっぱり、憧れる人はいっぱいおるよね。ザキヤマ(山崎弘也)さんとかバケモンじゃないですか。

一同:あー!

松本:うん、うん。

濱家:そうですよね!

蛍原:すごない?

山内:バケモンですね。

蛍原:一緒になると「こんな芸人になりたいな」って思うよね。違う分野では、誰とでもしゃべれて仲良くなれるような、フジモン(藤本敏史)とか。ああいう人間にもなりたいし。

蛍原徹

濱家:それ、めっちゃわかります!

松本:宮川大輔もいいしな。

蛍原:大輔もね!楽しそうです。

松本:ええわ、あれ。楽しそうやんな!

と、身近な芸人の名前を挙げて、いろんな角度から才能を評価しました。

地下アイドル出身のでか美ちゃんは、同じジャンルから出てきた人気者のエピソードを披露。

でか美ちゃん:あのちゃんも、もともとアイドルで。あのちゃんって、一緒に小さいライブハウスで共演してた時代から、ずっとすごいんですよ!

山内:あのまんま?

でか美ちゃん:あのまんま。挨拶(あいさつ)に行くと、ほかのメンバーは「でか美ちゃん久しぶり~!」ってやってくれるけど、あのちゃんは、楽屋の”見たことないような、隅(すみ)っこ”にいたりとか。

でか美ちゃん

一同:あはははははは!

松本:なんやねん!“見たことないような、隅っこ”って。

でか美ちゃん:ライブハウスの構造上できた、”90度じゃない角”みたいな。

濱家:そんなん、あんの(笑)?

でか美ちゃん:何がすごいって、当時からカリスマで。楽屋であんな角にいた人が、ライブに立つと「こんなにオーラあるんだ」とか「こんなに人の心をつかむ歌を歌えるんだ」みたいな。

一同:へぇ!

でか美ちゃん:ちょっとすごすぎて。一時期、地下アイドル界にあのちゃんみたいな女が大量発生したんですよ。ボブにして、ちょっと(髪)結んで、メンバーカラー水色で。(けだるい声で)「え、なんかやる気ありません…」っていう…フリをしてる地下アイドルが!

ナダル:ふふっ。

松本:さっぶいな!そいつら!

でか美ちゃん:にせものが、めっちゃいたんですよ。

でか美ちゃんの再現に、みな大ウケ!

濱家:ニセモノね!カリスマの周りには出るよね。

でか美ちゃん:評価されるべき人が評価される時代が、今来たんだなって。

一同が大きくうなずくなか、山本さんがその才能を評価する人物の名前を挙げます。

山本:音楽面でいうと…。後輩ではないんですけど、BiSHのアイナ・ジ・エンド。

でか美ちゃん:あー!うん!

山本:アイナちゃんは、技術とか努力はもちろんなんですけど、それだけではどうにもできない才能みたいなものがあるな、って。声とか。

濱家:それ、どういう見方するの?「悔しい」になるの?

山本:いや、「うらやましい」ですかね。めっちゃハスキーで、何を歌ってもアイナ・ジ・エンドの歌になるみたいな。自分のものにできる力があって。

濱家:うん。

山本:「私も、めっちゃお酒飲んで声つぶしたろかな」みたいな(笑)。

山本彩

山内健司、ナダルが絶賛する先輩芸人・クロスバー直撃!

一方、才能はあるのになぜか売れていない芸人も山内さんの周りにはいるそうで…。

山内:「この人すごいのに、なんで出てないんやろう」って人がいて。

松本:誰かおるっけ?

山内:クロスバー直撃(前野悠介さん、渡邊センスさん)さんって、先輩なんですけど。

松本:はい、はい、はい!俺も付き合い長いけど、出てけえへんな。

山内:渡邊(センス)さんってツッコミの方。とくに、ナベさんなんか、めちゃくちゃおもしろくて。あまりにおもしろいから、自分たちの番組にナベさんを呼ぶんですけど、ほんなら、ぜんっぜん、おもしろくないんですよ!

山内健司

一同:あはははははは!

松本:あれ、なんなんやろな?

濱家:おまえ、こんな時間のこんな番組で言うなよ!ナベさんのそんなことを!(と、渋い顔)

山内:ナベさん、めっちゃおもしろいのに…。

ナダル:おもろいです!

山内:そやろ?後輩から見ても。

ナダル:めちゃめちゃおもしろいんですけど、僕も『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ)で一緒のときに…。(ナベさんが)しゃべってる間、ずっとスベってました。

松本:なはははは!

ナダル:しゃべればしゃべるほど、しゃべるだけ(スベる)!

蛍原:そんなことないやろ!

ナダル:いや、それがあったんです。これがホンマに。悔しかったです!

でか美ちゃん:プライベートではおもしろいのに、ってことですか?

山内:めっちゃおもしろい!

蛍原:そしたら、こっちが悪いんちゃうの?山内側が…。

すると、松本さんが「1回、ナベ、呼ぼうか?この番組に」と提案。山本さんとでか美ちゃんが手を叩いて歓迎し、みな「おー!」と盛り上がるも、ひとり濱家さんが大反対。

濱家隆一

濱家:無理、無理、無理!絶対、無理です!

蛍原:大丈夫でしょう!

山内:ナベさん、呼んでみてください。

濱家:まだまだ早いです!

山内:失礼な!

松本さんは、机に笑ってうなだれたあと「おまえ、後輩やろ!ナベの!」とツッコミ。

濱家:早いって!早いよ、ナベさん…。

松本:おまえ、この前も、ナベにあたり強かったな!

濱家:(思い当たる節があるようで、大笑いしながら)いや、早いですよ。ナベさん、無理!無理!そんな…。

松本:なははははは。

松本人志

山内:お世話になってる先輩!

濱家:なってるけど、無理!無理!

みなが大笑いするなか、濱家さんは、最後まで自分の主張を曲げませんでした。