<トンツカタン お抹茶 コメント>

――決勝進出が決まったときは、どう思いましたか?

2年前の決勝進出は、自分の中でも追い風みたいなものを感じていたんです。準々決勝くらいから、周りの「今年のお抹茶は、決勝へ行きそうだぞ」という空気も感じ、その勢いに乗れました。

でも今回は、無風も無風。もちろん、いろんな方から応援もしていただきましたが、前回よりも自分の力で決勝進出をつかみ取ることができた気がします。準決勝でも「お抹茶が目当てじゃないけど、見たらおもしろかった」というお客さんも多かったんじゃないでしょうか。

以前よりも、お抹茶の“ニン”(個性)が伝わっていて、それがウケにつながったように感じました。

――ファイナリスト9人を見ていかがですか?

『R-1』って、こんなに男臭かったでしたっけ(笑)。(今井)らいぱちさん、(渡辺)銀次さん、初瀬さん、しんや、そして“漢の塊”のルシファー吉岡さん。漢の戦いという感じがします。

意識する存在は、今日の気分だと真輝志です。2年前も一緒に初めて決勝へ行って、今回も一緒に返り咲いた仲間。ただ、前回は彼がトップバッターで4位の好成績を残し、僕は7番目で良い出順だったのに最下位でした。彼は、ピンネタの達人ですが、だからこそ打ち負かしたいです。

――「これだけはファイナリストの誰にも負けない!」と誇れる強みはありますか?

今回の顔ぶれだと、毛髪量になってくるかな。らいぱちさん、ルシファーさんはかなりの短髪ですから。この前も美容院へ行ったんですけど、いつもならきっちり切るところを、決勝まで毛髪量を保つため、切らずにパーマをあてました。

ピン芸人って、髪の毛を遊ばせないじゃないですか。でも、僕は髪を遊ばせて余裕があるように見せようと思っています。ピン芸人で髪の毛を遊ばせているのは、ZAZYさんくらいですし。

――トンツカタン お抹茶さんにとって『R-1グランプリ』とは?

『R-1』は、自分が芸人でいられる場所です。『R-1』がなかったら、僕は芸人を続けることができていなかったと思います。2024年に決勝へ行けていなかったら、今ごろは迷走しているか、心がくじけて芸人を辞めていたかもしれません。

当時「僕は、もっとやれるのに」「自分にお笑いの才能がないわけないだろう!」という気持ちがありました。一方で「これがダメだったら、俺はここまでの人生なんだ」とも考えていました。

追い詰められていたなかで、「『R-1』をやるしかないな」って。毎年、自分のおもしろいところを見せるぞという気持ちになります。今回、2度目の決勝進出で「俺は、ちゃんとおもしろいんだ」と自信が芽生えました。