2026年3月6日(日本時間7日)、イタリア北部の都市ベローナの「ベローナアリーナ」で行われたミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの開会式。複雑な社会情勢の中で行われた「平和の祭典」の幕開けでしたが、そこで見せた日本選手団の“ある行動”が、海外の人々の心を震わせています。

日本選手団の手元に注目!日の丸と共に揺れていたのは…

写真:ゲッティ

開会式の舞台となったのは、世界遺産にも登録されているイタリア北部の都市ベローナにある古代ローマ時代の円形闘技場「ベローナアリーナ」。

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2000年の歴史を持つこの壮大なステージが、最新のバリアフリー設備を備え、多様性を象徴する空間へと生まれ変わりました。

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セレモニーの目玉となったのは、この地を舞台にしたシェークスピアの名作『ロミオとジュリエット』をモチーフにした圧巻のパフォーマンスです。

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物語を象徴するロミオ役を演じたのは、パラポールダンスの世界チャンピオンであるアンドリュー・グレゴリーさん。多くのパフォーマーたちが加わり、空中を舞うダイナミックなアクロバットや繊細なダンスを通じて、「違いを超えた愛」や「対立が抱擁に変わる瞬間」を芸術的に描き出しました。

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歴史ある石造りの闘技場が、赤や青の幻想的な光に包まれる中、肉体の限界を超えて表現される愛の物語。その「インクルージョン(包摂)」を体現した感動的な演出は、観客席から割れんばかりの拍手を浴び、まさに「平和の祭典」にふさわしい幕開けとなりました。

波乱の予感も漂った今大会の開会式。各国選手団がそれぞれの想いを胸に入場行進を行う中、登場した日本選手団の姿に、会場の視線が釘付けになりました。

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赤い公式ウェアに身を包んだ選手たちは、満面の笑みで観客席に手を振りながら行進。

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その手元をよく見ると、日本の「日の丸」だけでなく、緑・白・赤の3色が鮮やかな開催国・イタリアの国旗が一緒に握られていたのです。

写真:ゲッティ

実はこれ、今期の五輪でも行われていた日本選手団の粋な計らい。

日の丸を掲げながらも、開催国への深い敬意を忘れないこの日本選手団による演出は、すぐにSNSで拡散されました。

その様子を見た海外の人々から「日本人はいつも一歩先を行っている 」「なんて美しい光景なんだ」「パラリンピックでもまた、日本チームは日本の旗とイタリアの旗の両方を掲げて私たちに敬意を表してくれました」など、感動と称賛のメッセージが次々と寄せられ、オリンピックに続いて話題となりました。