7月11日(木)からフジテレビ系でスタートする新ドラマ『ルパンの娘』の制作発表記者会見がさきほど都内で行われ、主演の深田恭子、瀬戸康史、小沢真珠、栗原類、大貫勇輔、渡部篤郎が登壇した。

泥棒ファミリー“Lの一族”らが短冊につづった七夕の願いは?

深田は泥棒一家“Lの一族”の娘・華を、瀬戸は一族を追う刑事、小沢は華の母親、栗原は華の兄、大貫は世界を又にかける泥棒役に。そして渡部は華の父で一族のリーダーを演じる。

きょう7日は七夕ということで、深田恭子と瀬戸康史は浴衣姿で現れ会場は一気に涼しげな雰囲気に。さらに、キャスト全員に、“個人的な”願いごとを短冊に書いて披露した。

深田恭子:【4ヵ月間、全スタッフの方、キャストの方が無事に、そして良き作品になり、気がついたら終わっていたみたいな…あ~っという間の楽しい夏になります様に…】
「ちょっと長いですか?」と笑ったが、座長らしく、スタッフ・キャスト全員を思い、楽しい撮影があっという間に感じられるよう突っ走りたいと意気込んだ。

瀬戸康史:【スタッフさんが笑ってくれますように】
これは、どういうことなのか?瀬戸は「身内だけの笑いではダメなのかもしれませんが、撮影中、監督・プロデューサー他スタッフの皆さんがモニターを見て笑ってくれるのが一番嬉しく、それが自信につながっている」と明かした。コメディーに挑戦するのは初めてという瀬戸は、会見の冒頭でも「何が面白いのか、面白くないのか判断できなくなっている」と笑いを取っていたが、スタッフの笑いに手応えを感じながら真剣に取り組んでいるという。

小沢真珠:【最終回まで『ルパンの娘』のキャスト、スタッフが風邪などひかず、健康でいられますように】
司会の藤村さおりアナウンサーに「番組愛にあふれていますね」と感心されるほどだったが、小沢は「最終回過ぎれば、倒れてもいいので!」と明るく応えた。

超個人的なものから壮大なスケールな願いまで…

番組キャストやスタッフを思うものが続く中「恐縮ですが…」と切り出したのが、栗原類。

栗原類:【普通の人並みの体力を手に入れる】
家の掃除をするだけで一日分の体力を使い果たしてしまうという栗原。瀬戸や大貫から「よく食べて筋力をつけて」とアドバイスされ、「ウォーキングなどのワークアウトはもちろん、2人のメンズ(瀬戸、大貫)に教えてもらった通りまずは筋肉を増強したい」と力強くコメントした。

大貫勇輔:【世界が平和になりますように】
司会の藤村さおりアナウンサーが「大きく出ましたね」とリアクションすると「朝起きて、夜寝るときはいつも思っていること」とさわやかに応えると、会場は少しきょとんとした雰囲気に。「あれ、なんか失敗した?」と苦笑いしつつ「いや、世界を股にかける泥棒としてもそう思います」と役にかけて願いを強調した。

大貫といえば、7歳からダンスを始め、17歳からはプロのダンサーとしてバレエやジャズなどさまざまな分野で活躍、ミュージカル界で今最も勢いのある俳優と言われている。

渡部篤郎 家族思いの願い事を披露し「ダメかい?」

そして最後は、深田恭子演じる華の父親で、泥棒ファミリー“Lの一族”のリーダー・尊役の渡部篤郎だ。
渡部は少し照れながら短冊を掲げ「シンプルですが…」

渡部篤郎:【家族が元気でありますように】
と語った。

司会の藤村アナが「あー」と感激したリアクションを取ると、渡部は「ダメかい?」と笑顔。そして「本当にね、父ですから、私は。そこだけですよ。いつも考えているのは。皆が元気でいてくれたら、楽しい笑顔とか、そういうのをパワーにしていますから」と家族愛あふれるコメントで締めくくった。

全身ピタピタの衣装を着た独特のポスタービジュアルについても質問が及んだが、皆一様に「楽しかった」と話す中、渡部は「暑いんだよ~。速く歩けと指示されたけど、やってみてよ、と言いたいね。50超えた今、こんなに汗かいたことないよ」と苦笑い。しかし、ビジュアルを見て頂ければわかるが渡部の大人の色気がさく裂していることは間違いない。

今回、渡部とは夫婦を演じる、小沢真珠も「監督からラブラブな感じで演じて」と言われている、とうっとりする目で渡部を見つめ、渡部も「監督の指示がそうなっている」とほほ笑んだ。泥棒一族を取り仕切る、渡部のダンディーすぎるお父さんぶりにも注目だ。