連日熱戦が繰り広げられているフジテレビ『FIVBワールドカップバレーボール2019』。
そんな中、スペシャルサポータ―を務めるジャニーズWESTの副音声「LIVE!バレチャンWEST」でのコメントが、「すごく勉強している」「熱い」「面白い」と好評だ。
フジテレビュー!!では、ジャニーズWESTが視聴者とともに盛り上がりを見せた“ファンタスティック”なシーンをプレイバックする。
10月10日(木)のロシア戦には前日から引き続き、中間淳太、重岡大毅、小瀧望の3人が登場。世界ランク5位、平均身長では、昨日対戦したオーストラリアをさらに上回る10cm以上の差があるロシアの高い壁を、日本は打ち破ることができるのか――。
<第1セット 日本13-14ロシア>の場面
世界でもトップクラスに高いといわれるロシアの壁に第1セット序盤から苦戦するも、今大会で1試合ごとにチームワークが増している日本は必死に食らいついていく。そして、日本11‐14ロシアの場面から、石川祐希選手がサーバーになったことで日本に風が向いてくる。
石川選手が強烈なサーブでロシアを揺さぶり、1点差まで追いつくと、髙橋健太郎選手がきっちりブロックを決め、ついに同点に。これにはWESTも…
メンバー:よっしゃー!
重岡:うれしい!!
小瀧:モンスター!モンスター!モンスターブロック!!
と、“モンスターブロック(完全シャットアウトするブロック)”を織り交ぜながら大興奮。この日本の猛攻に、たまらずロシアがタイムアウトを取ると、小瀧は「ロシアもタイムアウトや!」と関西弁でリポートするなど、思わずハイテンションになっていた。
その後、日本が逆転するも、すぐに同点に追いつかれ…と、手に汗握る展開に。そんな中、最後は、躍動する西田有志選手がパワフルなスパイクを相手コートに打ち込み、第1セットを先取した。
<第3セット 日本24-22ロシア>の場面
第2セットを競り落とした日本。第3セットも、序盤は常に得点が並ぶハイレベルな戦いに。しかし、この日はとにかく西田選手のスパイクやブロックが冴えわたり、徐々にロシアに点差をつけ圧倒していく。
日本がセットポイントで迎えたこのラストプレーも、セッターの関田誠大選手が上げたトスを西田選手が強烈なスパイクで相手コートに叩き込む。第1セットのデジャブのような展開で日本がセットを奪取した。
実は、ワールドカップでロシアに勝利したことがない日本。 2セットを奪い、 ついに宿敵から“勝ち”を奪えそうな期待感が生まれ、WESTも「やったー!」「イエーイ!!」と、放送席で立ちあがり大盛り上がりを見せた。
<第4セット 日本24-16ロシア>の場面
西田選手の好調ぶりがチーム全体の空気を作りあげ、完全に第4セットの主導権を握った日本。ロシアも高さとパワーを生かした力強いプレーを見せるが、日本が圧倒的な点差をつけマッチポイントを先取。ラストは、小野寺太志 選手のサービスエースで強豪・ロシアを下した。
「おぉおおおお!歴史が動きました!」
ワールドカップ史上初となるロシア戦での勝利(ロシア戦の勝利は10年ぶり)、さらにワールドカップ3連勝は16年ぶりと記録づくめの勝利 に、WESTも…
メンバー:おぉぉおおお!
小瀧:歴史が動きました!
重岡:やったー!
小瀧:10年ぶりの勝利!これはすごい!
重岡:だって、ワールドカップでは史上初よ!
中間:歴史変わったね!
小瀧:この勝利は大きかったんじゃないでしょうか。
と、音声が割れんばかりの絶叫で喜びを爆発させていた。
42年ぶりのメダルを目指し、ここまで戦い抜いてきた日本代表。ロシアから奪った勝利は、間違いなく悲願に近づく大きな一歩になったはず。
10月11日(金)は「日本VSエジプト」戦が行われる。チーム内で合言葉になっているという“広島3連戦で3連勝”を達成することができるのか。ジャニーズWESTとともに盛り上がりたい!
<WESTと納得!バレー豆知識>
前日の放送時、副音声に参加していた元男子日本代表監督・南部正司さんに“セッターの視線”について質問していた中間。しかし、セッター経験のある元女子日本代表監督・眞鍋政義さんがロシア戦の副音声に参加することが決まっていたため、質問が持ち越されていた。ということで、満を持して中間が眞鍋さんへ質問。
中間:セッターって、いろんなところにトスを上げたりするじゃないですか。試合中、どこを見てるんですか?相手コートも、ボールも見なあかんし。どこを中心に見るんですか?
眞鍋:まずはボールを見ますよ。そして、大会が大きくなればなるほど、勝つためには“ラッキーボーイ”を探さなきゃいけなくて。今日の日本はね、石川と西田(がラッキーボーイの可能性がある)。
中間:へぇ。
眞鍋:やっぱり(得点が)決まらない選手にトスを上げても負けますよね。反対に、ブロックが3枚来ても、ラッキーボーイ選手ははじいたりするんですよ。だからセッターは、“今日誰が当たってるかな”っていうのを見ないといけないんですよね。
中間:すごいな。
小瀧:確かに今日、西田くん…西田選手に3枚ブロックあっても、西田くん…西田選手にトス上げてますもんね。
重岡:親近感湧きすぎて、“西田くん”て(笑)。
実際、この日の試合では眞鍋さんの読み通り、西田選手が安定したプレーを見せていた。そんな西田選手にトスが上がることも多かったことで、より説得力のある解説となった。
細かい選手の思考を知り、その大変さを知ったことで、中間の試合の見方は変化したはず。こうした知識を増やしていくことで、さらに選手への親近感が湧き、思わず“くん付け”で呼んでしまうという場面が今後も出てくるかも!?