俳優で歌手の崎山つばさが10月1日、約9ヵ月ぶりとなるライブ「TSUBASA SAKIYAMA PREMIUM LIVE 2019~Flow*er~」東京公演を新木場のスタジオコーストで開催した。
自身2度目のワンマンライブにあたり、「崎山つばさらしいライブをお届けしたかった」という思いから、『Re:quest』でライブはスタート。
『Free Your Hand』や『Believer』に続き、会場に「一つ目の花を咲かせたい」と、最新シングル曲『Salvia』を披露。客席ではサルビアカラーのサイリウムが眩い光を放っている。
MCタイムでは、胸囲が7㎝大きくなったことを告白。舞台「幽☆遊☆白書」のビジュアル撮影用に衣装を制作し、それから約1ヶ月半後の本番で衣装を着用しようとしたところ、サイズが合わずに作り直してもらったことを照れくさそうに振り返った。
次はどんな楽曲を披露してくれるのだろうとワクワクしていると、崎山はそっと着席し、『サルビアの花束』という物語を詠み始めた。
海辺のカフェで働く青年の前にある日、1人の女性が客として現れ、店の前の花壇に咲いている花の名前を尋ねてくる。青年は花がサルビアであることを告げ、そっと差し出した。
それ以来、女性は毎日カフェを訪れるようになり、青年はいつしか想いを寄せるように。しかし、女性はカフェを訪れる頻度が徐々に減り、ついに姿を見せなくなってしまう。そんな時、1通の手紙が届く…という切ないラブストーリー。
モニターに映し出される感傷的な映像と、崎山の甘い声に、まるで短編映画を観ているかのような感覚にさせられた。
しっとりとした空気から一転、ダンスコーナーへ。2人のダンサーを従えつつ、曲中にDA PUMPの“イイねダンス”“サラフィンガー”“バイーンダンス”を盛り込み、何かを匂わせる崎山――。
そこへDA PUMPのTOMOとKENZOがサプライズで登場!2人が崎山のために振り付けをした「太陽系デスコ-崎山つばさver.-」で、スペシャルなコラボレーションを見せてくれた。
DA PUMPは昨年、大ヒットナンバー『U.S.A.』で16年ぶりに『紅白歌合戦』に出場し、崎山も一大ブームを巻き起こしたミュージカル『刀剣乱舞』から“刀剣男士”として紅白に出場。思い出を振り返りつつ、「また紅白のステージに立ちたいね」と年末の再共演を誓った。
最後に崎山は「Flow* er」というツアータイトルに込めた思いを説明し、「花は咲いたでしょうか?」と優しく語りかける。会場のいたるところでは、この日一番の“笑顔”の大輪が咲き乱れていた。
<セットリスト>
M1 Re:quest
M2 Free Your Hand
M3 Believer
M4 Salvia
M5 スノーギフト
M6 月花夜
M7 キンモクセイ
M8 朗読曲
M9 ダンス曲
M10 ダンシング☆サムライ
M11 太陽系デスコ-崎山つばさver.-
M12 Crescent Moon
M13 螺旋
ENCORE
M1 frost flower M2 君の隣へ