高岡早紀主演の、フジテレビ系オトナの土ドラ『リカ』は、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカ(高岡)の愛情への渇望を描くサイコスリラーだ。
第1部、第2部を通して登場する物語のキーパーソン・千秋を演じる夏菜に話を聞いた。
千秋は、第1部では花山病院の事務員として登場し、SNS好きで『都内某事務員は見た!』というハンドルネームで記事を書き込む今どきの女性だ。夏菜は、今後のリカvs千秋の展開を心待ちにしている様子。
<夏菜インタビュー>
——撮影も進む中、改めて千秋の印象を教えてください。
最初に台本を読んだときから、大人のわりに大人になり切れていない、SNS好きの今っぽい女性というイメージで、それは今でも変わらないです。結婚しているとは思えない浅はかな女性、といった感じはしますね。責任感もあんまりないのかな。ただ、千秋がドラマの視聴者目線になるので、そういう部分は大事にバランスを取りながらやっていきたいです。
—— 印象に残っているシーンを教えてください。
リカのふと見せる笑みがホラーだなというのはやっぱり思いますし、それがすべてを物語っています。やっぱりこのドラマの面白さは、リカの怖さにあると思いました。階段の手すりのボルトが外されていたのでは?という業者さんとのシーンに千秋が立ち会っていて、千秋としてはリカの仕業だと気がついてはいませんが、夏菜としては恐ろしいと思いました(笑)。
——高岡早紀さんの印象は?
あの方の気軽さというか、羽の生えたふわっとした感じや、お茶目で可愛らしくて、どこか妖艶で…。だけど話すとサバサバしていらして、いろんな方向から魅力のある方だと思いました。会話も自然に盛り上げるのがお上手だったり、第2部の現場ではもっと深くお話したいです。ただ、今はまだ、あまり関わらないようにしているんです。
——それは第2部からの絡みに向けて?
そういう気持ちもありますよ、やはり(笑)。
——リカのような、恋愛に一途な思いを、夏菜さんは理解できますか?
私、わりと一途なんです。あのサイコパス感はわからないですが、若いころはそういう風になった時期があったような気もする。周りが見えなくなるような…ありましたね(笑)。
——「運命の人」みたいなことって、信じていますか?
それは信じていないです。男性は星の数ほどいると思っています。ただ、ハマると一途なんですよ、本当に(笑)。
——たとえば、手料理で彼を支えるタイプとか?
こう見えて(笑)、 料理はめっちゃやります。けっこう家庭的でびっくりされるぐらいやっちゃうタイプです。家事も全部やるほうかな。掃除やご飯も全部できるタイプです。
—— 意外…かもしれませんね。
たぶん意外だと思うんです、世のみなさんにとっては。たぶん私、お酒ばかり飲んでいるイメージだと思うから…(笑)。
――第2部では、より千秋の活躍が見られるのでしょうか?
第1部では傍観者だった千秋が、第2部では巻き込まれていくところが見どころでもあるので、それはもちろん楽しみにしてください。「まさか!」みたいなこともありますし、リカさんとだいぶ接近するんです。なので高岡さんとのがっつりシーンは、私もとても楽しみです!
——最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
病院からどんどん人がいなくなっていき、今後も恐ろしいことになってしまいますが、それはすべて第2部への伏線だったと思って見ていただいてもいいかも。
「ホップ、ステップ、ジャンプ」の、今は“ホップ”と言っても過言ではないと思うので、その後の“ステップ”、“ジャンプ”は、第2部に入ってから楽しんでいただきたいです。
千秋の気持ちで視聴者の方も見ていると思いますし、第2部ではその千秋が巻き込まれ、私自身もどんな感情が出てくるのか楽しみです。ドキドキしながら見ていただけたらと思います。
<第3話あらすじ&予告動画>
花山病院では大矢(小池徹平)とリカ(高岡)が付き合っているとの噂が流れていた。驚いた大矢は執務室にリカを呼び出し怒鳴るが、態度を豹変させたリカに、逆に恐怖を感じる。そんな折、看護師長の藤鐘(安藤玉恵)も、リカを危険人物だと怪しんでいた。リカの暴走する愛が、大矢の日常をさらにあらぬ方向に歪めていく…。