鷹野聡史(小澤征悦)の調べによると、鷲津亨(草彅剛)の息子・泰生(白鳥晴都)の一件は当初、事件として捜査されていたが、何者かの圧力により事故扱いになったという。

そのうえ、バスの中で老女に席を譲るよう泰生に促された男が、泰生を追うようにしてバスを降りたことが分かる。

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永田町では、亨が虻川勝次(田口浩正)に変わって政策秘書へと昇進し、一方で、民政党幹事長・鶴巻憲一(岸部一徳)が、幹部たちを集めて次の総選挙が早まりそうだと通達していた。

鷹野からその話を聞いた亨は、自身が秘書を務める衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)からすべてを奪うチャンスがきたと奮い立ち、犬飼の政治生命を絶つために必要な材料を集めようと、虻川の裏帳簿のコピーを調べ始める。

すると、事務所資金が犬飼の息子・俊介(玉城裕規)のために私的流用されていることが判明。お坊ちゃん気質なうえに気が短い俊介は、逆上してあちこちで暴力沙汰を起こし、そのたびに示談金を支払って解決していたのだ。

俊介が逆恨みで暴力を振るったことを知った亨は、すぐさま泰生の事件を思い出し、その脳裏には、ある疑惑が。

そこで、毎日犬飼と行動をともにし、ときに犬飼と俊介の親子げんかに巻き込まれて閉口している運転手の牛尾(矢柴俊博)に目をつけ、事件当日の犬飼親子の様子を聞き出そうとするが…。

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