木村拓哉主演のフジテレビ開局60周年記念特別企画『教場』が、2020年1月4日(土)、5日(日)21時から二夜連続放送となることが決定した。

また、このたびポスタービジュアルも解禁。木村演じる風間公親の風貌が明らかになった。

原作では「冷厳な白髪教官」「どこか焦点が定まらない双眸(そうぼう)」と表現されている風間公親。解禁されたビジュアルは、白髪で色のついた眼鏡をかけ、顔の右側には影が落とされている。だが、よく見ると原作で「義眼を思わせる」と表現している右目もわずかに確認することができる。

木村のビジュアルについては、中江功監督を始め、ヘアメーク担当やスタッフと木村とで何度も話し合いを重ね作り上げたという。よりリアリティのある白髪の表現を探るため、ブリーチや白髪染めなど、いくつもの選択肢を探ったそうだ。

そんな中、参考にしたのは原作「教場2」の書影だという。その書影には、風間の後ろ姿が描かれており、髪の毛の生え際は白髪だが他の部分は黒髪も多くある。すべてを白一色にするのではなく、黒を残す事でより原作に近い“風間公親”を表現した。

木村は、「撮影現場に来られた一般の方が『今日木村拓哉が来ているってどこにいるの?』と言っている横に自分がいました(笑)。それくらい分からなかったんじゃないかなと思います。普段との見た目のギャップがあったのかもしれないですね。本編のできあがりが本当に楽しみです」とコメント。自身の変貌ぶりに自信を覗かせた。

ポスタービジュアルでは、木村の周りに金網のようなものが敷かれ、その中に“風間教場”の生徒たちが様々な表情で配置されている。まるで警察学校を篩(ふるい)に見立てその中にいる生徒たちを木村が見つめているようにも取れる。

生徒たちの表情も様々。必死な顔、何かを探っているような表情、何かに怯えているような表情、笑顔の生徒もいる。そんな生徒たちが“風間教場”で鍛えられ、果たして何人の生徒が卒業することができるのか――。

<あらすじ>

“教場”と呼ばれる警察学校の教室。冷酷無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第198期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。

何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。そんな警察学校には、様々な背景を持つ生徒たちが様々な動機で集まってきている。

「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げて、その場を立ち去ってしまう。

次々とふるいにかけられる“教場”では、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、次々と事件が巻き起こっていく。 “風間教場”のクラスメイトは30人。果たして最後まで生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか。

そして風間は、生徒たちが起こす事件の複雑に絡み合った真相を暴き、解決することができるのか。生徒たちに、非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは?