全編セリフを用いず、映像と音楽でストーリーが展開していく映画『エンジェルサイン』の完成披露試写会が行われ、ディーン・フジオカと松下奈緒が出席。ディーンが本音全開でトークを盛り上げた。

本作は、世界108の国と地域から寄せられた『サイレントマンガオーディション』作品の6888編の中から5作品が選ばれ短編映画として実写化。5つの物語に、漫画家であり本作の総監督・北条司が書き下ろした“プロローグ”と“エピローグ”を加えて構成された長編オムニバス映画。

ディーンと松下は、5つの物語を繋ぐ重要な役割を果たす“プロローグ”と“エピローグ”に出演する。

舞台挨拶への登場直後から「先ほど、松下さんと裏で(トークを盛り上げるための)作戦を練っていまして。どんどんネタバレをしていこうと!」と、ジョークを飛ばすなどハイテンションだったディーン。MCや松下から「ダメですよ(笑)」とツッコまれると、声を上げて大笑いして会場に集まったファンの心を掴んでいた。

セリフのない映画という珍しい作品であり、『キャッツアイ』などの代表作を持つ人気漫画家の北条が監督を務めるとあって、松下は「子供のころから先生の作品を見ていたので、衣装合わせから緊張していました」と回顧。続けて「モニターの前にいる北条先生はカッコいいなと思いながら背中を見ていました」と、監督の印象を語った。

一方のディーンは、「北条先生はいい意味ですごく緩いんですよ。僕たちを信頼してくださって、こちらの意見も採用してくださる。ステキな現場でした」とニッコリ。現在、フジテレビ『シャーロック』に出演中ということもあり、「今、めっちゃセリフが多い役をやっていて、毎日死にそうになりながら覚えてるんです。だから、『エンジェルサイン』の現場は幸せだったな~と(笑)」と、本音をこぼし、会場の笑いを誘った。

また、本作でピアノ演奏を披露しているディーンは、アルバムを出すなどピアニストとしても活躍している松下の前で演奏することに抵抗があったようで、「ピアニストの前でピアノを弾く、このプレッシャー!“なんで松下さんにやらせないんだ”と何度思ったことか(笑)」とぼそり。

しかし、松下から「私が気分転換にピアノで『キャッツアイ』の曲を弾いていたら、ノッてきてくれたじゃないですか」と暴露されると、「いやいや…」と、照れ笑いを見せた。

制作を担当した主題歌を松下が「すごく好きな曲」と言うと「褒められちゃった」とこの表情

映画『エンジェルサイン』は11月15日(金)より順次公開。ディーン、松下のほか、緒方直人、菊池桃子、佐藤二朗らが出演する。

(c)「エンジェルサイン」製作委員会/配給ノース・スターズ・ピクチャーズ

<動画はこちら!>