このたび、2020年4月に東京・日生劇場にて、5月に大阪・オリックス劇場にて、 ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』を、Hey! Say! JUMPの薮宏太主演で上演することが決定した。
本作は、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『エビータ』『ライオンキング』などの作詞を手掛けたティム・ライスが、まだ学生時代だった頃に初めてタッグを組んで生み出した、両巨匠の原点ともいえるミュージカルだ。
イギリス・ウェストエンドで上演された際も好評を博し、1982年のトニー賞にノミネート。 旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、波乱に満ちたジョセフの人生が全編楽曲で綴られる。
数奇な運命を辿るジョセフの人生に相応しく、ロック、バラード、シャンソン、カントリー、ロカビリー…と、実に多彩で様々なジャンルの楽曲が演奏される。天才作曲家がまさに誕生した、瑞々しい希望に満ちた作品だ。
日本版初の上演となる今作の演出は、『ミス・サイゴン』(2014)演出補、『ゴースト』(2018)演出などを手掛けたダレン・ヤップが担当。上演台本・訳詞は、数々の翻訳ミュージカルの訳詞、脚本で珠玉の言葉を紡いできた高橋亜子が手掛ける。
主人公ジョセフを演じる薮宏太は、 09年にミュージカル『SHE LOVES ME』で初主演、今年4月に約10年ぶりに新作ミュージカル『ハル』で単独主演し、好評を博している。
物語の進行を歌で導いていくナレーター役は、すみれと、シルビア・グラブがWキャストで務める。
エジプトに辿り着いたジョセフが仕えるファラオ役に小西遼生、エジプトの富豪ポティファー役は小浦一優(芋洗坂係長)、ジョセフの父ジェイコブは、村井國夫が演じる。
<薮宏太コメント>
今回の舞台のお話をいただいた時に、全編を歌で進めていく作品と聞いて「え!?」と一瞬驚いてしまって。でも、僕を選んでいただいたことが何より光栄ですし、これは今の自分がやるべき作品だな、と思いました。
ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーさんが学生時代に作った処女作で、聖書をもとにした物語。この夏に、僕もロンドンに行ってこの舞台を観てきました。ポップスやロックなど、さまざまなジャンルの歌を歌うので、僕にとっては本当に大きな挑戦です。今は「誠心誠意やるしかない!」と思っていますね。
僕が演じるジョセフは、真っ直ぐで、誠意があって、人の痛みがわかる人。夢を読む力を持った、どこかカリスマ性のある人物です。説得力を持たせられるよう、しっかり探っていって、自分なりのジョセフを演じられたらなと思っています。お客さんをハッピーにする、そんな舞台をお届けできるように頑張ります!
<ダレン・ヤップ(演出)コメント>
ダレンです。初の日本版『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』を、私の大好きなここ東京にお届けできることをとても光栄に思います。心温まるストーリー、そして壮大なビジュアルと盛り沢山のダンスでとても楽しんでいただける作品になると思います。また親子が愛の大切さを理解し、お互いの絆を深める物語です。
(ダレンより、主演・薮宏太へ)
こんにちは、コウタ。『ジョセフ』の演出をするダレンです。あなたがジョセフを演じること、そしてこの古いけれども素晴らしい物語を一新し、2020年の私たちにとって大切な作品となることをとても楽しみにしています。
ジョセフによって、私たち、子供たちが、夢を追いかけようと思ってくれるような物語を作りましょう。