『瑠璃も玻璃も照らせば光る』の主題歌は、崎山蒼志さんの「My Beautiful Life」。
第34回「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞作、市東さやか(しとう・さやか)さんの脚本「瑠璃も玻璃も照らせば光る」(読み:るりも・はりも・てらせば・ひかる)が、『瑠璃も玻璃も照らせば光る』(12月27日/フジテレビ)として放送されます。
本作は、豊嶋花さん演じるヤングケアラーの女子高生・木村ひかる(17)が、演劇部の照明係の手伝いをすることになり、真剣に部活に取り組もうとする転校生・立石瑠璃(17/祷キララ)と、家事を担い続けなければならない自分の境遇との間で葛藤する青春ヒューマンドラマ。
豊嶋花 テレビドラマ初主演!ヤングシナリオ大賞受賞作『瑠璃も玻璃も照らせば光る』
『瑠璃も玻璃も照らせば光る』祷キララ、横田真悠が出演!
演劇の手伝いを「少しくらい青春っぽいことをやってみたい」と軽い気持ちで引き受けたひかるが、瑠璃との関わりを通じて、自分が心の奥底に閉じ込めていた本心に気がついていく、暖かな物語が見どころとなっています。
葛藤を抱える若者に「光」が差し込んでいく…主人公・ひかるに寄り添った主題歌
今回発表となった、崎山蒼志さんの新曲「My Beautiful Life」は、自分の気持ちにフタをして、葛藤を抱える若者の苦悩を描きながらも、次第にそこに「光」が差し込んでいく…という、物語の主人公・ひかるの感情に寄り添った、エモーショナルな歌詞が印象的。
少し孤独で寂しげなギターサウンドから始まりますが、サビに入ると、少しずつ軽やかな疾走感が加わっていきます。
重いテーマでありながらも、青春のさわやかさを感じる本作の読後感が表現された、サビのラストにも注目です。
崎山蒼志さんは、2002年生まれ、20歳のシンガーソングライター。2018年に「高校生フォークソングGP」でグランプリを獲得すると、そのギターテクニックや独自の世界観が瞬く間に話題に。
2021年にアルバム「find fuse in youth」でメジャーデビューを果たすと、その後、ドラマ『賭ケグルイ双(ツイン)』(2021年/Amazon Prime)の主題歌「逆行」、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期(2クール目)エンディングテーマ「嘘じゃない」など、話題作の主題歌を担当。
2022年2月には、2ndアルバム「Face To Time Case」のリリース、FUJI ROCK FESTIVALや各大型フェスへの出演、音楽活動以外にも文芸誌などでの連載を担当するなど、ますます表現の幅に広がりを見せています。
<崎山蒼志さんの記事一覧>
『瑠璃も玻璃も照らせば光る』は、12月27日(火)13時45分より、フジテレビで放送されます(※関東ローカル)。
<あらすじ>
高校2年生の木村ひかる(豊嶋花)は、うつ病を抱える母・里絵の代わりに家事を担い、慌ただしい日々を送っていた。里絵に向かって「頑張らなくていいよ」と口癖のように伝え、自転車で家を飛び出すひかるは、父・康一が入院している病院に立ち寄り、意識のない康一にあいさつをしてから登校するのが日課だった。
ある日、ひかるは親友の美沙(横田真悠)から演劇部の照明係を依頼され、両親のことを気にしつつも、「少しぐらい青春っぽいことをしてみたい」と承諾する。
演劇部の見学で、ひかるは転校生の立石瑠璃(祷キララ)と出会う。やる気がなさそうな部員たちと違い、真剣に練習している瑠璃は明らかに浮いていた。演劇部を手伝うことを里絵に報告したひかるは「頑張って」と応援されるものの、忙しい暮らしは変わらない。
瑠璃からも軽い気持ちで引き受けたことを責められてしまうが、瑠璃が一人で練習している姿を見て圧倒されたひかるは、真剣に取り組もうと決心し…。