天海祐希主演の“日本一有名な家族”であるサザエさん一家の、これまで一度も描かれたことのない20 年後を、オリジナルストーリーで描くスペシャルドラマ『磯野家の人々~20 年後のサザエさん~』にて、岡崎体育さんが 20 年後の中島(31 歳)を演じることが決定した。

サザエ(44際/天海祐希)、洋食店のシェフになったカツオ(31 歳/濱田岳)は野球選手、 アパレルのデザイナー・ワカメ(29 歳/松岡茉優)、就職活動中のタラオ(23 歳/成田凌)。さらに定年退職した波平(74 歳/伊武雅刀)と家族を見守るフネ(70 代/市毛良枝)、出世したマスオ(48 歳/西島秀俊)、そしてサザエとマスオの娘であるヒトデ(17 歳/桜田ひより)…など豪華な顔ぶれが揃った今作品。

そして岡崎演じる中島は、かもめ第三小学校でカツオのクラスメートであり、カツオの一番の親友。遊ぶ時も勉強をする時も何かと行動を共にし、お互いの足りないところを助け合う名コンビ。ただ、一緒にいる時間が長いため、時にケンカをすることも。しかし、すぐに仲直りをし、中島は元通りの笑顔で「磯野―!」と、カツオを遊びに誘いに来る。

20 年が経ち、中島はとにかく真面目なコツコツ努力型のサラリーマンに。上司や取引先からの理不尽な要求にも耐え忍び、積み重ねてきた苦労が少々容姿に反映されながらも、新卒で入社した会社に今年で勤続 10 年。何事も長続きせず職を転々としているカツオとは正反対の道を歩んでいる中島だが、しかし、あの頃の固い友情は変わらず、今なお2人は大親友。カツオがどんな職についても半年で辞めていくことを心配している中島は、「磯野―!」とカツオの洋食店の扉を開け、今度こそはうまくいって欲しいとカツオを心から応援をしているが…。

「“いや中島太り過ぎやろ!”って思ってもらえたら…」

――20 年後の中島役のオファーを聞いた時の感想は?

岡崎:正直に言うと、本当に僕みたいなわがままボディが中島くんの役をやらせてもらって大丈夫なのか!?と思いましたが、僕も小学生の頃は痩せていたので、20 年という歳月の波乱を表現するにはもってこいの太り方だなと思いました。

――濱田岳さん演じるカツオとともに名コンビの 20 年後を演じましたが、撮影の感想は?

岡崎:濱田さんは役者として素晴らしい経歴でいらっしゃるにも関わらず、カメラの回っていないところでも柔らかく温かい方で、役者経験の浅い私も強張(こわば)ることなく輪に入ることができました。濱田さんはセリフのない部分の演技でも立ち振る舞いや眼技が素晴らしく、近い距離で色々勉強させてもらえたので貴重な経験をさせていただきました。

――視聴者へメッセージを

岡崎:20 年以上も親友でい続ける中島や花沢さん達だからこそできる磯野の気持ちの汲(く)み取り方が要所で表現されているので、台本に書いてあるセリフにはないキャラクターの気持ちを考えながら見ると、より一層楽しめるだろうと思います。あと“いや中島太り過ぎやろ!”って思ってもらえたらポッチャリ役者冥利(みょうり)につきます。