──小宮さんはいかがですか?
ユースケ:北野もね、まさに“今”という感じの若者というか。無垢(むく)なる残酷さみたいなところが匂いたっているので見てほしいですね。
小宮:ありがとうございます。そうなんです、匂いたってますね。
ユースケ:別にそれっぽいセリフを言っているわけではないんですけど、小宮くんは「今、何も考えずにすごいこと言ってる!」という雰囲気を出すのがうまい。それに黒岩さんもそこを意識してセリフを書かれてるんじゃないかなと思う。…全然違ったりして(笑)。
小宮:北野はよくある刑事ものに出てくる若手刑事の感じではないと監督に言われていて。少数精鋭のヒルコ専従捜査班のメンバーになるくらいですから優秀ではあるし、ポンコツな面もあるけど、徐々にミステリーに詳しくなっていくなかで、言葉に説得力は必要になっていきます。
そこは黒岩さんが言葉を選んで書いてくださっているので、北野としてはしゃべりやすいなと感じています。
ユースケ:黒岩さんの本を読んで、僕は3キロ痩せる、小宮くんは細いので15キロ太る、璃子ちゃんは腹筋を割るという最終話までの目標を立ててるんだよね!
成海:ふふふ(笑)。
小宮:今日もたくさんご飯食べました!
ユースケ:僕も今ダイエットをしています。…1話の前からやれっていう話なんですけど(笑)。
小宮:僕らの中だけの成長物語ですね。
成海璃子&小宮璃央はカメラの回っていないところでもユースケ・サンタマリアの部下!?
──すでにチームワークが抜群ですが、仲を深めたきっかけはありますか?
ユースケ:劇中は、みんながみんな難しい説明セリフのオンパレードなので、「ちょっとガス抜きしたい」という思いが無駄話につながってるんだと思います。
僕が藤原くんから無茶振りされているところを、璃子ちゃんと小宮くんが「ユースケさん、大変そうだな」と黙って見守ってくれていて。その感じが僕としてはありがたいです。
でも、どうですか?本当は迷惑してるんじゃない?
成海:いやいや…慣れてきました(笑)。
ユースケ:迷惑してたんじゃねえか(笑)。
成海:迷惑はしてないです(笑)。
ユースケ:璃子ちゃんはすごく笑ってくれてるからね、楽しいのかなと思ってるけど。
成海:ユースケさんと藤原さんが揃うと…。
小宮:化学反応が生まれちゃうんですよね(笑)。
ユースケ:僕だって、撮影の合間に膨大にあるセリフのことを考えていて、本当はおとなしくしていたいのに、自分のカットが終わった人から話し始めるから。
成海:それはありますね。
小宮:ありますね。
ユースケ:でも、2人はそこもひっくるめて、見守ってくれているのがありがたい。
成海:部下なので(笑)。
ユースケ:小宮くんは本当のところどうなの?
小宮:僕が撮影をストップさせるなんてことがあると怒られちゃうので、絶対にそれはないようにと思っているんですけど…そういう緊張感のなかで、ユースケさんたちの現場への臨み方は勉強させていただいていて。
もっと大人になったら、自分もユースケさんのように現場にいられるようになれたらいいなと思っています。
ユースケ:NGを出さないとか、撮影が早く終わるってことはいいことなんだけど、無駄話の多いこういう感じもいいんだよっていう見本にはなるかな。
小宮:あと、クランクインしたときにユースケさんが言ってくださったことが印象に残っていて。「説明セリフが多いから、分担していこうぜ」と。
ユースケ:あれは魂の叫びです(笑)。最終的には脚本を書いている黒岩さんのさじ加減ですけどね。