12月7日(土)からスタートするオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』に出演する要潤、ベッキー、津田寛治が登壇した。
同作は、中山七里の傑作ミステリー「弁護士・御子柴礼司」シリーズ既刊4作をドラマ化。どんな依頼人でも必ず勝たせる悪魔の弁護人・御子柴礼司(要)と、御子柴法律事務所の事務員・日下部洋子(ベッキー)、御子柴と対立する検察官・岬恭平(津田)を軸にストーリーが展開されるヒューマン法廷ミステリー。
17年ぶりに東海テレビに出演する要は「東海テレビが作る作品は熱くて、『人生とはこういうものだろう』っていうメッセージが込められていて。この作品も素晴らしいものになっている」と手応えを感じてる様子。
プロデューサーから「真面目な女優」と紹介されたベッキーは、「バラエティタレントのベッキーです」と挨拶して会場の笑いを誘い、「今の時代にしか発せられないメッセージがある気がして、このドラマを見て救われる人がたくさんいると思う。誰かの心の叫びのようなセリフがたくさん込められてます」と同作の魅力をアピール。
また、「ここ最近ぶっとんだ女性の役が多く、久々におとなしい静かな優しい女性の役を演じて、いろいろ勉強になりましたし、本当にいい時間を過ごさせていただきました」と笑顔を見せた。
津田は、凶悪殺人犯だった御子柴が弁護士になるという設定にふれ、「地上波ドラマでは類を見ない設定。こんなチャレンジグなドラマに参加できて光栄です」と爽やかな表情で明かした。
話はシビアだが、撮影現場は賑やかだったと振り返った。要は監督が「“全員野球”で作品を作る」と言っていたことを明かし、「僕も(カメラの)レールを運んだり、三脚を上げてみたり。みんなで“ワンチーム”でやりました」と、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に輝いた、ラグビーワールドカップ日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」にかけて、現場の雰囲気を例えた。
ベッキーは、2013年の『ショムニ』(フジテレビ系)以来、6年ぶりに地上波連続ドラマにレギュラー出演するが、「ただただ純粋にうれしいです」と笑顔を見せ、「洋子の気持ちを感じようと、がむしゃらにやっていたので充実した日々でした」と撮影を回顧。
そんなベッキーの演技を一番近くで観ていた要は「いい意味でごまかせられるようなところも真っ向から挑んで、ちゃんと自分の気持ちを大切にして芝居をしていて。この役がベッキーでよかったと心から思います」と優しい声で語り、1、2話を見たという津田も「ベッキーさんの芝居が一番好きでした。ベッキーさんって女優さんだったっていう、本当に素晴らしいお芝居です」と絶賛した。
ベッキーは第1子妊娠中で撮影に挑んだが、「日下部洋子という女性は優しい女性。その優しい気持ちが反映されているのかなと思っています」としみじみ。
また、子役の子が要とベッキーにすごく懐いていたことがあったらしく、ベッキーは「弁護士と事務員と、その関係のある家族の娘さんという役柄だったんですけど、要さんをお父さん、私のことをお母さんと呼んでいて。これ家族ものだったけ?と思う瞬間もありました」と笑みを浮かべながらエピソードを披露。
また、司会者から「体調の方はよろしいですか?」と声をかけられると、「はい、ありがとうございます」と頭を下げ、恐縮していた。