2025年2月にデビューしたばかりのアイドルグループfav meが、その成長の速さを証明する大きな一歩を刻みました。2025年12月6日(土)、グループ史上最大規模となる東京・Kanadevia Hall (旧TOKYO DOME CITY HALL)にて、初のワンマンライブ「Stage of the Future」を開催。
アンコールでは、メンバーの小野寺梓さんがこれまでの苦悩とファンへの感謝を語り、さらに2026年5月18日(月)に豊洲PITでデビュー1周年公演が開催されることをサプライズ発表しました。期待と感動、そして未来への希望に満ち溢れた一夜の模様を、セットリストと共に詳しくレポートします。
ソールドアウトの熱気の中、7人が放った輝き
fav meは、アソビシステムが2025年2月に始動したアイドルプロジェクト「PEAK SPOT」の第1弾グループとしてデビューした、小野寺梓さん、阿部かれんさん、川岸瑠那さん、瀬乃まりんさん、丸山蘭奈さん、澪川舞香さん、中本こまりさんの7人からなるアイドルグループです。今年6月から開催された東名阪ツアーを全公演完売させるなど、その勢いはとどまることを知りません。
今回の初ワンマンライブは、グループにとって史上最大規模の会場であり、大きな挑戦でした。しかし、そんなプレッシャーを跳ねのけるようにチケットはソールドアウト。開演前から会場にはファンの期待感が充満し、熱気に包まれていました。
Overtureが流れ始めると、ステージ上に設置されたプリズムに輝く大きな装飾の中から、メンバーたちが一人ずつ姿を現します。背景のきらびやかな装飾にも負けないほどの輝きを放つ7人に、客席からは歓声が上がりました。全員がステージに揃うと、中本こまりさんの美しいアカペラが響き渡ります。その歌声から始まったのは、1曲目「ギュッてして」。fav meとファンにとって、忘れられない一日が幕を開けた瞬間でした。
続いて、阿部かれんさんの掛け声が会場に響きます。
阿部さん:
fav meの初ワンマンにようこそ! 今日は私と君の特別な日になりますように!
その言葉とともに始まったのは「蒼のラブレター」。客席のペンライトが一斉に7色に輝き、ファンたちの熱意がこもったコール&レスポンスが、ステージ上のメンバーへと届けられます。会場が一体となる熱気に満ち溢れる雰囲気の中、「あの空はずっとキミの色」「キュンってして!」を立て続けに披露し、会場のボルテージは序盤から上がっていきます。
初披露の新曲で魅せた“猫系”と“シンデレラ”
エネルギッシュでキュートなパフォーマンスで会場を温めた後、自己紹介パートへ。ここでメンバーの小野寺梓さんが意気込みます。
小野寺:
今日は私たちと伝説を作りましょう!
その言葉を体現するように、次に披露されたのは12月24日(水)にリリースされる1stシングルCDの表題曲「すきなんかじゃ・・・にゃい!」でした。この楽曲は、ちょっぴり強がりで素直になれない“猫系ツンデレ女子”を描いたもので、メンバーたちの愛らしいパフォーマンスにファンはメロメロになりました。
さらに、完全な新曲「シンデレラブ」の初披露でした。タイトルが示す通り、シンデレラをテーマにしたロマンチックな楽曲で、その世界観とパフォーマンスは会場中のファンの心を撃ち抜きました。
ライブタイトルに込めたファンとの絆と輝く未来
「わんだーらんっ!」、「ちゅーしよう」とライブは間髪入れずに続きます。会場の盛り上がりが続く中、メンバーたちが突如ステージを去ると、小野寺梓さんの決意とも思えるナレーションが流れ始めます。
小野寺(ナレーション):
7人それぞれが唯一無二、それぞれがNo.1。そんな7人ならこの先もずっと進んでいける。
その言葉に導かれるように、この日のライブタイトルにもなっている新曲「Stage of the Future」のパフォーマンスが始まりました。この楽曲には、これまで歩んできた道のりで築かれたメンバーとファンとの強い絆、そしてこれから共に歩んでいく輝く未来への想いが歌詞に詰め込まれており、ファンに感謝を伝えるように、最高のパフォーマンスを届けました。
ライブ後半戦も、fav meの魅力が存分に発揮されます。「New World」「あの時、キミが好きだった」では、しなやかで力強いボーカルを響かせ、会場をしっとりとした雰囲気に。
かと思えば、続く「アストラ」「ストレイト・ストライド」では、疾走感あふれる楽曲をエネルギッシュにパフォーマンス。可愛いからカッコいいまで、彼女たちの表現の振り幅の大きさをステージ上で証明してみせました。
そして本編のラストを飾ったのは、fav meの人気曲「ケーキを食べればいいんじゃない!?」。
メンバーもファンも一体となって全力を出し切り、Kanadevia Hallに舞い上がった銀テープと、鳴り止まないファンからの声援に祝福されながら、感動的な本編は終了しました。
