12月14日(土)放送のフジテレビ系オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』第2話。
本作は、勝つためなら手段を選ばない“悪魔の弁護人”御子柴礼司(みこしば れいじ)が、元少年Aという過去を背負いながら、「罪の償いとは何か」を問うヒューマン法廷ミステリー。
第1話で御子柴は、高額な報酬を得られそうもない主婦・津田亜季子(奥菜恵)による「世田谷の夫殺し」裁判に興味を持ち、担当弁護士から強引な手で奪い取ってまで弁護を担当。法廷で御子柴を敵視する次席検事・岬恭平(津田寛治)と対峙した。
そして、今週土曜放送の第2話では、いよいよ最終公判が始まる。亜季子が何かを隠していると感じた御子柴は、亜季子の過去を辿り、そのなかで衝撃の事実が明るみに。目の離せない「世田谷の夫殺し」の解決編だ。
そんな“夫殺しの主婦”を演じる奥菜恵に、話を聞いた。
<奥菜恵インタビュー>
――台本を読んだ感想を教えてください。
すごく難しい役どころですが、役者としてはすごくやりがいのある役ですね。約3年ぶりのドラマということもあって緊張感ももちろんあるんですけれども、それ以上に楽しみで楽しみでしょうがない気持ちの方が、 今回は強くて。非常にワクワクというか、興奮しております!
――亜季子という役について
視聴者的には悪女的に見えた方が良い部分と、それを隠して演じなきゃいけない部分もあるし、それですごく苦しくなっちゃうんですけれども(二転三転する本作だけに)すごく説明が難しいですね(笑)。
――役と実生活が重なる部分がありましたか?
私にも娘が2人いて、今回共演した娘役の2人(美雪役・豊嶋花12歳、倫子役・本保佳音5歳)と、年も似たような感じなので…それが重なったのかはわかりませんが、本読みの直前に初めて会ったとき「可愛い~!」って思ったのと同時に、母親としての気持ちが芽生えちゃったんです。
私、本読みにはノープランで行ったんですが、直前にフラッシュバックみたいな感じになって。亜季子という役として、お風呂場で殺したシーンとか、娘たちのこととか、いろんなことが自分にのしかかってきたようで、もう体の震えが止まらない!ってなって。
それは緊張とかではないんですよ。娘たちを見ていたら、その事件当日の恐怖とか、亜季子が抱えてきた苦しみとか悲しみとか、娘たちに対しての愛情とかいろんなものが溢れてきちゃって、摩訶不思議な経験をしたんですけど、今までそういう経験はなかったので。
本読みって大体みんな座って(感情を)抑えて読んでるし。でもその経験があったからこそ、私の中でもいろいろ確認ができたこともあり、そこから撮影まで少し時間があったので(役を)膨らませることができました。
――主演の要潤についての印象は?
15年位前に、ドラマで共演して以来なので、すごく久しぶりです。クールに見えて、ボケたがりというか、先程も撮影の合間に大物俳優さんのモノマネをしていました。誰とかではなく、いわゆる“大物俳優の真似”という(設定で)。
ドラマ自体が結構シリアスなシーンが多いので、あえて和ませようとしてくれているのか、地でそうなのか、そこまではわからないですけど(笑)。
――法廷シーンへの意気込みは?
あまり気負わず、ですね。とにかくその瞬間瞬間の勝負だと思っているので、精一杯集中してやりたいと思います。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
本当に展開が読めないというか、私も台本を読んでいて次がすごく気になっちゃって、その世界にバッと入ってしまうぐらい面白いし、御子柴を演じる要さんもすごくこの役にぴったりだし。またベッキーさんをはじめ、すごく魅力的なキャストの方たちが揃っていると思うので、ぜひ1話から楽しんでもらえたら何よりです!
<第2話あらすじ>
洋子(ベッキー)は、御子柴(要潤)がかつて凶悪犯罪を犯した元少年Aであることを知り動揺。親友で記者のあすみ(玄理)は「絶対に許せない」と御子柴を調べ始める。そんな中、御子柴は夫殺しの被告・亜季子(奥菜恵)が何かを隠していることに気付き、一路、亜季子の生家がある福岡に飛ぶ。一方、岬(津田寛治)は御子柴の狙いを図りかねていた。
今週は、放送時間が通常より遅くなるため、見られない、という方は、FODの見逃し配信でご視聴を!