EXITのりんたろー。さん、兼近大樹さんが、ゲストのかが屋(加賀翔さん、賀屋壮也さん)と、コント番組の内容についてアイディアを出し合いました。

EXITがゲストとリラックスしたトークを繰り広げる『EXITV~FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!!~』(フジテレビ)。

11月17日の放送回では、りんたろー。さんの初の書籍、決定したコント番組の具体的な内容について盛り上がりました。

「他の人が書いてるってわかっちゃう」兼近がりんたろー。にアドバイス

オープニングトークの話題は、りんたろー。さん初の書籍「自分を大切にする練習 コンプレックスだらけだった僕が変われたすべてのこと」(講談社)について。

りんたろー。初の書籍「自分を大切にする練習」発売記念記者会見

本書の内容について、「美容本と言われているけれど、美容本でもない。兼近くんや美容と出会ったことで心を強くしていった経緯を書いている」とりんたろー。さんが説明をしていると、「自己啓発本?」と兼近さんから遮(さえぎ)られます。

苦笑いしつつ、りんたろー。さんが「ともちょっと言いがたい、自分を大切にしていくことって大事だよねっていう内容」と、美容のメソッドだけでなく、りんたろー。さんの人生を赤裸々に書いたと説明を続けると、再び「自己啓発本だよ、それ」と兼近さんからツッコミが。

りんたろー。さんは「違うのよ」と困りながら、「それはもう、買ってもらうしかない」と答えると、兼近さんは「おーい!買うしかねえじゃん!」と急にカメラ目線で声をあげ、相方の書籍をアピールしていました。

りんたろー。さんは「納得いっていないことがある」と切り出し、昨年10月に小説「むき出し」(文藝春秋)を出版した“先輩”兼近さんからのアドバイスについて語りはじめます。

「最後の文末の言い回しとかそろえないと、他の人が書いてるってわかっちゃう」と、ゴーストライター疑惑を向けられたそうで、「俺しか書いてないから。他の人が書いてるテイで何をアドバイスしてんの?」と兼近さんに向かってクレームを。

兼近さんは笑いながら、「知らなかったのよ、まさか自分で書いてると思わなくて」と、タレント本はインタビュー形式でまとめられた本が多いからと言い訳すると、りんたろー。さんも笑いながら、「まあ、まだ僕も(著書を)読んでいないんですけどね」と、そのボケに乗っかったオチをつけて笑いを誘っていました。

“プロ日常切り抜き師”のかが屋、“非日常を前面に出す師”のEXIT

ゲストには若手実力派コント師のかが屋が登場。

登場するなり加賀さんは、兼近さんに「謝りたいことがある」と切り出し、『24時間テレビ』での兼近さんとのエピソードを語りだします。

加賀さんが、マラソンゴール直前の兼近さんが、応援に来ていた加賀さんの目を見たことで泣いてしまったと振り返ると、兼近さんは「泣いてないけどね」と否定しながらも、加賀さんを見つけたときに「お前のこと見てるよ」の意味で“ファンサ”を送り、思わず泣いてしまったと明かします。

兼近さんのゴール後に、「直前で加賀を見て泣いちゃいました」とコメントしたところ、加賀さんの知名度が足りかったことで「“加賀”ではなく“鏡”を見て泣いた」と伝わってしまい、兼近さんが「とんでもナルシスト」呼ばわりされてしまい「申し訳なかった」と加賀さんは謝罪して笑いを誘っていました。

“ラブい”FOD作品を紹介する「マジでラブいFOD作品」のコーナーでは、かが屋のファーストDVD作品「カロ」を加賀さんが紹介。

作品の“ラブみ”ポイントを「かが屋の初々しさが楽しめる」と語る加賀さんですが、「力量と技術が追いついていない」と自己分析すると、兼近さんは「今はもう、技術、技術でやってるもんね、初々しさなんて微塵も感じられないもんね」と冷静なツッコミを。

そして、“プロ日常切り抜き師”のかが屋のコントスタイルの原点を、“非日常を前面に出す師”のEXITが掘り下げていく一幕も。今でこそ、ナチュラルな衣装のまま芝居でコントを見せていくかが屋ですが、当初は「凝っていて、つま先から頭までお金をかけて衣装を揃えていた」と明かします。

しかし、お金をかけてもスベってしまう現実から、「世界観で節約しよう」と気づきを得たそうで、「黒いTシャツ、白いTシャツにジーンズ」という“節約スタイル”に落ち着いたと語ると、「そのへんがスタイリッシュさに繋がっている」(りんたろー。)、「いいパッケージ作ったよね」(兼近)と、絶賛されていました。

「かが屋×EXIT コント番組会議」

番組の後半では、「かが屋×EXIT コント番組会議」として本気でコント番組の詳細を考えるコーナーを開催。

いよいよ実現が決定した「EXIT的最強コント番組を作ろうプロジェクト」(#55#73)を進めていくため、自薦・他薦問わずコントのキャラクター案を考えて発表し合っていきます。

まずは、賀屋さんが発表したキャラ設定は「チャラいおじいちゃん・おばあちゃん」。

「昔チャラくて、チャラい魂だけは持っているけど、体が追いつかない」という設定のコントを提案しますが、りんたろー。さんから「EXITでたぶん1本目か2本目にやっていたネタ」とつぶやかれると、加賀さんは爆笑し、賀屋さんは思わず虚無な表情に。

続いては加賀さんが「歯が汚いEXIT」という設定を発表。

「俺らだけにやらせようとしてんじゃん」と兼近さんがツッコみますが、「歯が汚い2人を見たい、すごい疲れている瞬間を見たい」と加賀さんが続けると、りんたろー。さんも「歯が汚いって何!?」と笑ってしまいます。

りんたろー。さんが提案したのは、賀屋さんが女性、加賀さんがお兄ちゃん。兼近さんが少年で、りんたろー。さんがイタ男、というキャラ設定。

「賀屋の女性役がたまらなくて。こんな感じなのに艶っぽくていい女に見える」と、賀屋さんの女性キャラを熱望します。そして、「昔から日常を切り取ってきた『サザエさん』的な番組は今の日常ではないから、『テラスハウス』みたいなところの家族みたいな設定で」と提案します。

新しい“家族観”に兼近さんが共感しながらも、「ずっと全員で居間で動画見てるみたいな」とツッコむと、りんたろー。さんも「パーソナルトレーニングに誰かが通っていたり」と続けます。すると、兼近さんも「悩みも全部SNS関係ね」とさらにノリノリに。

最後に兼近さんが提案したのは、たくさんのコントの設定。「次くるYouTuber」「全員ブルーっぽいヒーロー戦隊」「主役不在のイカレたゲーム」「気合い入りすぎ俳優役作り」と並びます。

「次くるYouTuber」という企画について、「“デンジャラスクリエイター大樹”と名乗って、めちゃくちゃ危ないことをする雰囲気のYouTubeなんだけど、誰でもできることばっかやって再生回数が回らないYouTuberをやりたい」と具体的にコントの内容を語ります。

りんたろー。さんから「買ってきたおでんをツンツンしたり?」と危険なパスが出されると、「それはめちゃめちゃデンジャラス」と笑って断っていました。

次回放送は11月24日(木)26:15~27:15予定。ゲストには引き続き、かが屋(加賀翔さん、賀屋壮也さん)が登場します。

番組の最新情報は、公式Twitterまで。
また、番組を見逃した方は、FODTVerで視聴可能。